第38話 ページ44
そして最後は朱雀奏さんのピアノデート
(ピアノ…………流石御曹司って感じだな……)
朱雀さんは歌声もピアノの音色も素敵で、これは確かに王子って感じだなと思った
(どうか、果音ちゃんと朱雀さんが結ばれますように………)
そう願いながら見ていた……
……………………………………
そしてすべての競技が終わった
ついに結果の発表だ…………………
司会「いよいよ、最終結果発表をするときが参りました。この王子選手権を勝ち抜いた、3代目王子は…………………………朱雀奏くん!!」
誠一郎「奏……!!」
元「奏様〜良かったです!!」
\パチパチパチパチ/
(朱雀さんが………3代目王子!!良かったな〜)
こうして、王子選手権は幕を閉じた…………
……………………………
その日の放課後
私は果音ちゃんと帰るため、先に校門前で待っていた
すると果音ちゃんが、歩いてくるのが見えた
しかし、その後ろから朱雀さん達と更に京極兄弟が来るのが見えたため、声をかけず様子を伺ってみた…………
奏「果音!!!」
果音「…………なんですか?」
奏「伝説の王子に僕はなったよ。約束通り……」
果音「…約束はしてません!!!」
奏「え?」
果音「バイトだったんですよ」
(果音ちゃん…………………………)
奏「じゃあ、何だったの…選手権のために僕達が頑張ったのは……僕達は君のためn」
果音「自分のためですよね?…私はただの口実……あなた達は誰が1番か決めたかっただけですよね?」
奏「違う!!」
果音「……あなたは…私が気に入らないから鼻を明かしたかっただけ…そうですよね?」
奏「それは………」
果音「私はあなた達が何をしても心は動かないし、罪悪感もありません」
奏「…………どうして?」
果音「人に期待しても…………裏切られるだけだから………」
奏「僕はやっぱり………君の事が…大嫌いだ…」
果音「私もです」
そう言い、果音ちゃんは頬をつねった…………
(あ……………果音ちゃん…………)
そして私の方を向き静かに涙を流しながら歩いてきたのだった……………
…………………
「果音ちゃん…………大丈夫?」
果音「……………(コク)」
「果音ちゃんは無理しすぎだよ…ほんと……でも、頑張ったね」
そう言って私は果音ちゃんが泣き止むまで、抱きしめて頭をなでてあげた
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あ - なんだこれ (2020年10月15日 12時) (レス) id: 25eeb7d115 (このIDを非表示/違反報告)
ドール(プロフ) - 琴音さん» 続けて指摘の方ありがとうございました!直させていただきました◎ミスが多く申し訳ございません…(泣)また、細かく読んでいただきありがとうございました!また何かございましたら訂正の方をさせていただきますのでお気軽にコメントください! (2020年6月14日 1時) (レス) id: 0ec39358ff (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 第39話のここの部分 そうな事を思いながら窓の外を見ていると竜が話しかけてきた これ正しくはそんな事を思いながらではないんでしょうか? (2020年6月14日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 第34話のここの部分 他のお手伝いの人に指示をして、私は前が見ないくらい大きくて重い荷物を運んでいた これ正しくは私は前が見えないくらいではないんでしょうか? (2020年6月14日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
ドール(プロフ) - 琴音さん» 琴音様、こんばんは。コメント並びにご愛読いただきありがとうございました。またご指摘の方もありがとうございます!!全て訂正の方をさせていただきました◎また何かありましたら気軽にコメント頂けますと幸いです(´˘`*) (2020年6月13日 20時) (レス) id: 0ec39358ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ドール | 作成日時:2020年4月5日 0時