不規則に変わる毎日と、変わらない君【🎲短編集】

続き ページ6

〜放課後の生徒会室〜

『んー、初兎君？終わったよ。(ﾊﾞｻｯ)大変だね〜』

｢お、ありがとうな！早くって助かるわー！やっぱAってすごいな！｣

『そんなこと、ないよ。あと…なんか濁してたけど、言いたいこと、かな。なぁに？』






｢………そこまでバレてるならしゃーないな……Aのことが好きです！付き合ってください！///｣

｢…ってダメやよな。悪い。忘れて。俺みたいのがAと付き合うなんて無理よな。｣

『ううん。無理じゃない！別にいいの。ただ、初兎君には私よりもっといいこがいると思うの。だから…(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ) あ、もう、行くね…(ﾊﾟｼｯ) ！？ どうしたの…？』

｢なに言うとるん？Aが好きだから言ってんの。他の子じゃ無いの。Aなの。｣

『…いい子じゃないよ…？可愛くもないよ…？本当は優等生でも無いのに…、いいの…？』

｢…何回言ってもダメ？Aじゃないとダメだって。優等生じゃなくっても。｣


こんな夢みたいなことあっていいのかな。初兎君が私のこと好きって、言ってくれた。

こんな優等生でも何でもない私のこと、好きって。偽りだった私を好きって。

結果が愛される全ての基準の私を好きって。


『…私は価値が無いんだって。お母さんが言ってた。愛されたければ結果が全て、って。』

｢んなわけないやん！愛される権利は誰でもあるんよ！それにAは優等生すぎるんよ！｣

『…！ ありがとう……！』

｢…付き合ってくれる？｣

『うん！こんな私で良ければ…！お願いします！』

｢やったぁああああぁああ！(ｷﾞｭｯ)｣

『…初兎君！？///』

｢ね、キスしてええ？ええやろ？✨｣

『まだ早いっt(チュ)』


ーﾁｭｸﾁｭﾚﾛｸﾁｭﾇﾙｯ


『んー、！//』

待って、し、舌！舌入ってきた！///


ーﾄﾝﾄﾝﾄﾝ 彼の胸板を軽く叩く。がっちり腰はホールドされてる。


『ぷはぁっ、し、しょーくん？///』

｢ごめん。嬉しいのと、Aが可愛すぎて///つい//｣

『////』



これからは初兎君と一緒にいられるのが嬉しい。でも…流石にこれは恥ずかしいな。//





優等生、これが私の生きる道。

でも、今までの偽りの優等生じゃない。本物の優等生になってみせる！

眠くないもん　[桃] ゆな→←優等生【紫】

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