変化 《紫》 最終話 ページ43
「辛いときには、泣いてええから。我慢せんでええから。」
初兎くんがそう言って、震えている私の肩を優しくつかむ。
ダメだよ。
そんなこと言わないでよ。
辛いって言っちゃうじゃん…
『しょっ、うくんっ…ごめんっ…』
私は背中をさすってくれている初兎くんの体に腕を回す。
「謝らんでええよ…助けが欲しいんなら、助けるから…『助けて』って言ってみ。」
ごめんね、ごめんね初兎くん。
今は。
『助けてっ…初兎くんっ…！』
辛いんだよ。
初兎くんが私の頭に優しく触れた。
そのままよしよし、と撫でられる。
「よく言えました。…ちょっと待っててな。すぐ片付けるから。」
泣きじゃくる私をなだめながら、初兎くんが言う。
『片付ける…？』
私が聞き返すと、初兎くんは少しゾクッとするような低音で言った。
「Aを傷つけたやつ、片付けてくるわ。ちょっとだけ待っててな。」
初兎くんがスッと立ち上がる。
そのまま初兎くんが階段を駆け下りて、どこかへ。
らびまるが残っていた。
思わず笑ってしまう。
『初兎くんは…どこまでも優しいなぁ。』
他人想いで、自分を犠牲にしてまででも、他人を守る。
優しいなぁ。
初兎side
「片付け」をした後、ゆっくりとAのところに戻る。
もう授業はとっくに始まっているけど、気にせずに。
「A。」
階段に戻ると、Aはらびまるを抱きしめていた。
『初兎くん。ありがとう。』
目を合わせて、しっかりと言ってくれた。
…元のAに戻ってくれた。
「うん。辛いときは言ってな。…幼なじみだから、頼ってほしい。」
一瞬大きく目を開くA。
すぐにいつものふわっとした笑みに戻る。
『うん…ありがとう。初兎くん。』
これからは、絶対俺が守るからな。
心の中で呟きながら、Aと一緒に教室に戻った。
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迷作とはこのようなものを言うのか…
タイトルと全然違うんですよね、内容が。
なんかいつも３話くらいになっちゃってごめんなさい…長いですね…
でも、まぁ、短編集なんで、そこは甘く見てください！
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ミカン(プロフ) - 私、ミカンの名前で占いつくーるを始めました‼️よかったら作品見て、感想ください！ (2022年7月19日 13時) (
レス) id: f4cb8ebaef (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - すいーつでいずさんのことなにも考えずにすいません💦では次の募集の時に誘っていただけると嬉しい(*｀･ω･)ゞ (2022年7月19日 12時) (レス) id: 1683d31495 (このIDを非表示/違反報告)
黒音＠メセオブ(プロフ) - ゆな♯雪降る街にいらっしゃい！@すいでいさん» オタクの反応だぁ((((((殴っていいよ (2022年7月19日 9時) (レス) id: bf14041509 (このIDを非表示/違反報告)
望華＠サブ垢#すいでいぃぃぃ(プロフ) - ミカンさん» ミカンさん、応援ありがとうございます〜⸜(*ˊᵕˋ*)⸝💕✨今のところ新メンバー募集の予定は無いのですが、募集した際にまた相談してくだされば嬉しいです！これからも応援よろしくお願いしますね(*^^*ゞ (2022年7月18日 14時) (レス) id: 4a108e8d11 (このIDを非表示/違反報告)
comet(プロフ) - ミカンさん» みっくすいーつさんですよね、ありがとうございます！前の２人も言っているんですが、今新メンバー募集の予定はありません。ごめんなさい。また機会があればお知らせすると思います。 (2022年7月18日 12時) (レス) id: b9234993da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すいーつでいずofficial x他3人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/08e84ade594/?comment_all_view=1...
作成日時：2022年6月17日 18時
