□.続き ページ17
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｢ あ？ンだよてめぇ。 ｣
｢ カノンお前何して… ｣
｢ 良いじゃな〜い！カノンも心操さんみたいに宣戦布告がしたかったのよ。 ｣
｢ あ゛？カノン？ ｣
｢ カノン…さん？C組の窓を壊した問題児って相澤先生が言ってた…人？ ｣
｢ 酷い言われようね。善意でやったのだし、校長先生もカノンを咎めてなんか居なかったわ。 ｣
ふん、と効果音が付くような可愛らしい白髪の少女。少女の背は約160前後なのか、小麦色の青年を上目遣いで見る形だった。
小麦色の青年はこの少女を知っていた。否、A組の生徒は殆どその白髪の髪に、藤色の目をした少女を知っていた。
白髪の少女は｢ ん？ ｣と首を傾げるも、A組の生徒は口を紡げずに居た。
相澤先生という担任が何故、いやオールマイトが何故白髪の少女が脳無を倒したという事実を隠したのか。
プロヒーローなのであれば公開していた事実を、なぜ不問としたのか。小麦色の髪の青年や緑色をしたモジャモジャ頭の青年も、生徒全員が悟った。
このC組の窓を壊した白髪の少女こそが、脳無を倒した張本人であることを。
小麦色の彼は、珍しいその髪色を覚えていたのか白髪の少女の事を知っていたのだ。だから彼は舌打ちとともに此方を見ては納得したかのように振る舞う。
そして彼女は言う。
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｢ カノンは訳あって体育祭に出る事はできないけれど、ヒーローになりたいからこそ此処で宣戦布告させて貰うわ。 ｣
｢ 体育祭終わりの戦闘訓練、校長先生のご判断でカノンも参加することになったの。こう見えてカノンは強いのよ？ふふ。 ｣
｢ だから、
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A組の生徒は息を飲んだ。
"負けないように"。に含まれている意味は自分が脳無を倒したという事実があるという事を知ってての意味、そしてヒーロー科に編入するつもりだという宣戦布告。
いつ誰が落とされても可笑しくない、と白髪の少女は不敵に笑う。
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｢ 心操さん、早く帰らないとマエストロが泣いてしまうわ。 ｣
｢ あー…俺は行かないや。アイツのご機嫌取っておいてくれ。 ｣
｢ そうねぇ、わかったわ。A組の皆さんも"また"。 ｣
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周囲にいる人たちも気圧されたのか、A組への視察を辞めるようにとそそくさ離れていった。
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MR - 一気見してしまいました！ (1月9日 17時) (
レス) @page30 id: 4d66bde2ec (このIDを非表示/違反報告)
48 - とても面白いです！更新お待ちしております！ (8月2日 8時) (レス) id: 7ea788b5a6 (このIDを非表示/違反報告)
雪モチ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！更新待ってます！ (7月16日 10時) (レス) @page30 id: cd96ca08d9 (このIDを非表示/違反報告)
もやし - 続き待ってます！！ (7月2日 15時) (レス) id: 2aa5ee0a9a (このIDを非表示/違反報告)
tukina0123(プロフ) - とても面白く一気に見てしまいました!! ゆっくり続きを待っています!! (2022年12月21日 14時) (レス) id: 9f8c517d0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 x他1人 | 作成日時：2021年11月6日 19時
