□. side第三者目線 ページ16
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「 …凄く気になってたんだが、カノンは人間を素体としてるんだよな？ 」
「 ええ、そうよ？それがどうしたの？ 」
「 人間だった時の事は覚えてるのか？ 」
「 カノンはカノンよ、この身体の持ち主の魂では無いもの。分かるはずがないわ 」
「 ふぅん、前の身体の持ち主は居ないってことか 」
「 マエストロはカノンと話す時は"カノンじゃない誰かと話しているけれどね" 」
「 は？今なんて＿ 」
「 A組に着いたわよ、ほら。 」
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言葉を遮るように意味深な言葉を残して、白髪の少女はA組の周囲を囲む他クラスの中に入って行く。今の言葉を言及されないよう逃げる為なのか、それとも偶々なのか。紫髪の青年の気持ちはより1層困惑するものだった。
暫くして、教室にいるA組が気付き始めたのか此方を見て驚いたであろう顔をした。
「 出れねーじゃん！何しに来たんだよ！ 」
「 敵情視察だろザコ。意味ねェからどけモブ共。 」
発す言葉に嫌気が差したのか否なのか、紫髪の青年は白髪の少女や大衆を関係無しに「 ヒーロー科に所属する奴は皆こうなのかい？ 」と挑発気味に言葉を発する。
「 普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴けっこういるんだ。知ってた？ 」
「 体育祭のリザルトによっちゃ、ヒーロー科編入も検討してくれるんだって。＿＿＿＿その逆も然りらしいよ。 」
白髪はその制度を初めて聞いたのか、体育祭に出れないという案件に対して酷く残念がった。何方にせよ"マエストロ"の意向も聞かなければならないけれど、ヒーローへの道がどんどんと塞がれるとなると少女は悲しい気持ちで沢山だった。
「 敵情視察？少なくとも俺は調子のってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつ─宣戦布告をしに来たつもり。 」
彼の後にB組の人が声を荒らげて、A組に対しての意見を述べれば、A組はシーンと1度静まり返った。相手はそのつもりは無いようだが、周囲にはその敵と邂逅して調子乗ってると認識されてしまっていた。
それに対抗するように、小麦色の髪色の彼はヒーローになりたいという熱意がこもった声で言葉を零す。
「 関係ねえよ。上に上がりゃ関係ねえ。」
「 …！！ 」
その一言に刺激されたのか、白髪の少女は笑みを零しては大衆を退けてドアの前に立った。
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MR - 一気見してしまいました！ (1月9日 17時) (
レス) @page30 id: 4d66bde2ec (このIDを非表示/違反報告)
48 - とても面白いです！更新お待ちしております！ (8月2日 8時) (レス) id: 7ea788b5a6 (このIDを非表示/違反報告)
雪モチ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！更新待ってます！ (7月16日 10時) (レス) @page30 id: cd96ca08d9 (このIDを非表示/違反報告)
もやし - 続き待ってます！！ (7月2日 15時) (レス) id: 2aa5ee0a9a (このIDを非表示/違反報告)
tukina0123(プロフ) - とても面白く一気に見てしまいました!! ゆっくり続きを待っています!! (2022年12月21日 14時) (レス) id: 9f8c517d0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 x他1人 | 作成日時：2021年11月6日 19時
