■. ページ12
.
『 おかえり。敵、どうだった？ 』
「 強くは無かったわね。全然3発でケリがついたわ 」
「 なぁ…カノンは今までどこに行ってたんだ…？ 」
『 ああ、敵が居た建造物としかわかんない。カノンは敵を殲滅するにあたっては手段を選ばないタイプだから 』
それにしてもどうしよう。壁壊れて今でも誰か落ちそうじゃん。なんて言えば「 はぁ…近付くなよ。今先生達を呼びに行ってるんだから 」と心操が言う。
「 マエストロ、ヒーロー側が敵を逃したわ。なぜ私に捕まえるように指示しなかったのかしら？ 」
『 個性を無効化する人いなかった？そのせいで反応が鈍くなったから場所を移したのよ。 』
「 個性を無効化ねぇ？ 」
「 カノン、A。そろそろ先生来るらしいから謝れよ。 」
『 心操が代わりに…… 』
「 ほら来たぞ。 」
『 ぐえっ…… 』
先生が来たと思えば、とりあえず教室を変えるぞと言われ、近くのクラスに移る。
深刻な話をすると言われ出てきたのは"一年A組が敵に襲われたから明日は臨時休業になる"とのことだった。先生も出向いたらしいが、余りにも用意周到な奇襲であり、警戒を強めないといけないという上からの命令だった。
「 そして一つ。指揮Aとカノンに関しては校長先生がお呼びだ。この後行くように 」
「 ガチかよアイツら。 」
「 校長先生に呼ばれることって余程のことがない限りなくね？彼奴らはしたけど。 」
何かと愚痴愚痴言われながらも、私は『はぁい 』と返事をすればカノンも同じように頷いた。先生は頭を抱えながらも今日はもう帰っていいぞと声をかけた。
私は校長室に行くのだが。
「 頑張れよ。 」
「 マエストロに何かあればカノンがお助けするもの！ 」
『 それ、何かある前提じゃん。 』
心操は帰り、私とカノンは校長室にへと足を進める。途中で1年A組らしき人と出会うが敵とあったという事実が精神にきているように見えた。
「 え、ねえ！！キミ！！ 」
「 ん？ 」
「 今日僕達を助けてくれた…人かな？ 」
「 ……どちらさま？ 」
「 あっいや、人違いなら良いんだ。ごめんなさい！ 」
カノンに用があったのか、緑のモサモサ頭の子は人違いだと思ったらすぐさま立ち去ってしまった。
知り合い？と聞けば「 さっきの戦い見られた子の一人かしらね。 」とカノンが言えば無関心に反応して校長室へと向かった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 184人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MR - 一気見してしまいました！ (1月9日 17時) (
レス) @page30 id: 4d66bde2ec (このIDを非表示/違反報告)
48 - とても面白いです！更新お待ちしております！ (8月2日 8時) (レス) id: 7ea788b5a6 (このIDを非表示/違反報告)
雪モチ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！更新待ってます！ (7月16日 10時) (レス) @page30 id: cd96ca08d9 (このIDを非表示/違反報告)
もやし - 続き待ってます！！ (7月2日 15時) (レス) id: 2aa5ee0a9a (このIDを非表示/違反報告)
tukina0123(プロフ) - とても面白く一気に見てしまいました!! ゆっくり続きを待っています!! (2022年12月21日 14時) (レス) id: 9f8c517d0c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白 x他1人 | 作成日時：2021年11月6日 19時
