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「ここなー」
ココナ「あ!朱亥ちゃん!急に相談ってどうしたの?」
きゅるんと効果音が鳴りそうなこの可愛い子は牧田ここなちゃん、兄が帰って来れない日とか普通にあるしそういう時は女子会と称してお泊まりしたりする
「あー、人間関係についてかなぁ」
ココナ「人間関係…なるほどなるほどここなに任せてよ!!」
胸をドンと叩いて意気込むここな、咽せていたのは見なかったことにしよう
ココナ「なるほどねーお兄ちゃんについてかぁ」
「そう、反抗期の時散々酷いことしたから今更どうすれば良いのか分からない」
ココナ「でも話聞く限りお兄ちゃんは気にしてなさそうだけどね」
「そうなのかな、」
ココナ「そうそう!だから思いっきり自分の気持ち言ってみたら甘えられるかも!」
「んー、やってみようか」
な、と言おうとするがそれは叶わなかった。
銃を突きつけられているからだその時兄の話を思い出した
カニ「レギオンって場所は犯罪者が沢山いるところだから言ったらダメだよ!」
全く外に出ないから気付かなかったがここはレギオンだった。そのまま車に乗せられズトバに着き拘束されていた
?「あー、初対面でごめんね」
「私に言ってます?」
アカイ「そうそう、俺赤井らだおね」
「あ、朱亥です」
アカイ「ここなやっぱビジネスだよねー」
ココナ「ビジネスじゃない!!」
お金を取り終わり店から出るとパトカーが何台か停まっており警察も沢山いた
カニ「え!?朱亥!?」
?「知り合い?」
青い兄の覆面を被った人が聞く。警察覆面多いな、にぃさん合わせて。
?「妹さんなら早く助けてあげないとなぁ。ここなは別として」
ココナ「ここなも助けて!!」
アカイ「っていうか朱亥さん妹なの!?」
「あ、成瀬ですね」
?「解放条件を言えー」
数分後にはカーチェイスが始まっており自分は解放された、ここなは警察署に輸送された
疲れたなーと思っていると腕を掴まれ後ろを見るとにぃさんが息切れしていた
カニ「なんで人質にされてるの!心配したんだぞ!」
「…ごめん」
カニ「はぁ、取り敢えず帰るよ」
「うん、にぃさんありがとう」
カニ「当たり前だろ?」
取り敢えず今の気持ちも言えた。このまま素直になれる日は来るのかな
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作者名:霧狐 | 作成日時:2024年1月10日 16時