約ネバでの私の諸事情＿００

↓↓↓ とある事情説明 ↓↓↓ ページ1

この世に産まれて 早６年

...あー、いい天気だ


もう６歳？まだ６歳...？



『...。』



エマ｢A〜！もうすぐお昼ご飯だよ〜！ハウスに戻ろ！｣


『...。...うん』



ぐいぐいといつもの如く 引っ張って行く




さてさて

上手く状況を理解出来ていないであろうあなたに軽く説明するとしよう



ここはグレイスフィールドハウス

所謂、孤児院だ

赤ん坊の頃に親を失った様々な子供達が集まって
いつか新たな家族に出会うその日まで
毎日勉学や遊びをのびのびと楽しんでいる施設


表向きではね



...ん？

どう言う事だって？？？


ほら、知ってるでしょ？
大人気アニメの【約束のネバーランド】だよ





...なんで知ってるのか。って？


そりゃ...まぁ転生トリップと言うやつですわ

１回死んで起きたらここに生まれ変わってたの



ねー？私も最初信じられなかったよ

これは現実なのか！？！？って毎日頬抓ってた

同時に絶望もしたね


なんたって第２の人生始まったと思ったら鬼に食べられる為の食用児ライフなんだよ？

そんなん終わりですやん


もちろん
大好きなアニメだから推しに会えるのは嬉しいけど...


何より約ネバってキャラ追加が難しいやん

世界観の設定的にさ！？

もうフルスコア組で役割が出来上がっちゃってるし！？



もう理解した瞬間

物語START前にモブ死 or 余計な事せずただ物語に合わせる

の２択な訳よ


関わって一緒に力合わせて脱出！！！...とか正直無理ゲーだし

だってフルスコア組andママが相手だぜ？？


出来れば物語に関わりたくない

けど、死にたくもない


つまり、人生 選択肢 無 オワタ




エマ｢どうしたの...？なんかいつも以上に目が終わってるよ？？｣




...そりゃ、目も終わるわ


大丈夫？と心配そうに覗き込んでくるエマに対して



レイ｢いつもそんな感じだろ｣



少しは否定してくれよ



ノーマン｢Aは考え込む癖があるからね〜
ほら、準備もう少しみたいだから席に座ろ？｣



我が推しよ 今日も尊い



ママ｢さぁみんな席に着いた？

それでは恵に感謝して頂きましょう｣


｢｢｢ いただきます！！！ ｣｣｣



ガヤガヤと楽しい食卓

年長者が小さい子達の手伝いをして

ママとみんなで笑い合う




あ〜

なんだか 雨が振りそうな雲だ

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