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kr side
暗闇の中で輝く城を見る
国の中で最も栄えた首都、その中心にある王の城
あれは数十分前まで俺がいたところ。
今夜もあの城の住人はパーティで踊り狂ってるのだろう
だから、俺がいなくなったことにも気づかない。
それを頭の中で確認して、いつの間にか風で取れてしまったマントのフードを被り直す
…俺は、現在家出中だ
理由はただ一つ。俺は家族から虐待もどきのようなものをされている
父と、姉と、兄から
母は、俺を産んで数日して亡くなった
そしてそんな母は、遺産の、自分の財産を全て俺以外の兄弟や父に振り分けた後
母が持っていたＺ国の支配権を俺に与えた
母はＺ国の王族出身で、Ｚ国は色々と病気が流行ったり災害が多く、それらにあたっていた王族がそれらに巻き込まれたり過労で亡くなったり、
結果母が新たな指導者が出るまでＫ国と合併してＺ国の支配を生前任されていた
そして、それを俺に与えたのは、俺が大きくなっても、兄や姉のように重職に付けないのを慮ったのだろうが、
今となってはそれが悩みのタネのひとつなのだ
そのせいで、Ｚ国の支配権の欲しい何者かに命を狙われているのだから
それに、家族から虐待を受けているのも、「母が死んだのはお前のせいだ」とか兄弟に理不尽に責められたのが原因だ
そうして生まれて十数年、俺は愛情を知らずに育った
俺が今担いでいる袋の中は、家出のために今までコツコツと貯めた金が入っている
これで、俺は自由を手にする
そう思いながら道を進んでいると、いつの間にか城からも随分離れて、
街の外れに来ていた。
森の手前に何やら怪しいテントがあった
その外には、軽装な格好をした所々に傷の跡があるいかつい顔面の男性が、
「おう、そこのにいちゃん見てくかい？
・・・・・・・・・
いい商品入ってんぜ」
そう言って、少しだけテントの中を見せる
中には簡易的なステージと、そこに群がるようにして、テントいっぱいに集まった貴族たちがいた
ステージの上では、赤いスーツに身を包んだ司会者と思われる人間が、
同じくステージに立つまだ年端もいかない少年少女を指して何かを言っていた
その直後に飛び交う高額な値段
どうやら、人身○買の現場に来てしまったらしい
人身○買には全く興味はないが、貴族が何をそんなに楽しそうにしているのかは気になったので、
これも社会見学になると思ってテントに入っていった
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匿名^p^(プロフ) - やばい…この作品タイプ過ぎるぜぇ…() (2023年2月17日 19時) (
レス) id: 8b9878f1fd (このIDを非表示/違反報告)
あきすての - すみれさん» ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2022年10月26日 7時) (レス) id: e449800a10 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - うん!最高ですね!スマさんのために城に戻ったきりやんやさしい（‘ω ’#）続きまってます (2022年10月25日 17時) (レス) id: a70cb7c9e5 (このIDを非表示/違反報告)
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