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ここらへんの地理も頭に入れようと思い携帯は置いてきた。(理由はまだある)
『 はっ、....っ 』
走り出してから数分、当たり前だけど全然知らない所を走ってる。
やば、これ戻れるかな。
ちょっと不安になりながらも走ってると少し先に公園が見えた。そこで一旦休憩かな、と思い少しだけスピードをあげる
『 、ふっ... 』
夕方の公園は誰もいなくて風で揺れたブランコが錆びた音を響かせるだけだった。
大通りの所はうるさいぐらいの人の声や騒音なのに少し外れただけでこれだけ静かになるのかと少し驚いていた。
「 狗巻？ 」
自分の名前を呼ばれ反射で振り返るとそこには赤髪くんがいた。
『 まんじゅう？ 』
「 おっ、やっぱり狗巻だ！何してんだ？こんな所で 」
そんな事を聞く赤髪くんは運動していたのか額に汗を浮かべている。
自分も運動していたと伝えようと思いスマホを取り出そうとポケットに手を突っ込んでから思い出す。
置いてきたんだった...！
ばっと勢いよく顔を上げたら赤髪くんがちょっとビックリしてた。ごめん。
じゃなくて。
その辺に木の枝が落ちてないかとキョロキョロと見渡す。....あった
急に何処かに行こうとする僕に戸惑いわたわたとしてる赤髪くんには申し訳ないがほんの少しだけ待ってて。
よし。木の枝ゲット。
急いで赤髪くんの元に戻り木の枝で地面に文字を書いていく。
僕のその行動にさっきまでの奇行まがいなものに納得がいったのか小さく「...あぁ」と漏らした赤髪くん。
わかってくれて嬉しい。
書き終わり赤髪くんに見せる。
「 えっと..."ごめんスマホ忘れた 自分も運動してたんだ" そうなのか！...ん？自分"も"？ 」
なるほど。そこに疑問を持つ感じか。
" 赤髪くんも運動してたでしょ？ 運動する格好だし汗かいてる "
そう書くとなるほどな！と納得した後赤髪くん...？と別のところに疑問を持った。
赤髪くんと呼ばれてることが疑問らしい。
" 赤髪くんは君のこと。 名前知らないからそう呼ぶしかなかった "
そう。僕は同じクラスメイトの名前を全然知らないのだ。知ってるのは八百万さんだけ。
「 あ〜！そっか！まだ自己紹介とかしてなかったもんな！ 」
ここに来て何度目かの納得をした赤髪くんは手をポンっと叩いてじゃあ自己紹介しよーぜ！！って言ってきた。
....元気タイプか
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ありす - あけましておめでとうございます…！ (2022年1月22日 21時) (
レス) id: e6e5bd6e87 (このIDを非表示/違反報告)
みどり - 久しぶりに見に来たら更新されてる！！嬉しい！！大好きです！！ (2021年12月30日 22時) (レス) @page42 id: 03e8aba142 (このIDを非表示/違反報告)
あんず。(プロフ) - 更新ありがとうございます！面白っ！応援してます！ (2021年12月30日 18時) (レス) @page42 id: 12cefd80a0 (このIDを非表示/違反報告)
すずな(プロフ) - 待ってました！！！更新ありがとうございます〜！！！ (2021年12月30日 1時) (レス) @page42 id: c0bda5c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
受験生 - 続きがきになる、、、！ (2021年10月23日 15時) (レス) @page41 id: 4393c39867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あっとまーく | 作成日時：2019年12月15日 19時
