頂点同士の喧嘩論争バトルゲーム【歌い手】

1話 ページ3

「キャーー！！！！霧の王子様よー！！！」


「相変わらず美しい････！！」


「王子様ぁぁああ！！！」


････はあ。うるっさい。


僕が歩いていたら毎回この叫び声が付き物だ。


こっちは静かにして欲しいのに、僕が口を開いたら更にうるさくなるんだよね。


だからこういうのは無視が1番いい。


女共ガン見されながら歩くのが最早日常となっていた。


さて、僕は今親友のクラスへ向かっている。


僕と同じく女子たちにキャーキャー言われる親友のね。


少し歩いて、親友のクラスまで来た。


『nqrseー、屋上行こ』


ドアの前で大声で言う。nqrseはすぐに寄ってきた。


こいつは女顔負けの女顔だが、声は男っていう少し変な奴。


nqrse「りょ。行こー」


もう昼なので屋上へ昼飯を食べに行く。


もう1人の親友は購買でパン買ってそのまま来るらしい。


nqrseと歩くと、女の視線が更に増えて辛い。


nqrse「････女って面倒くせぇ」


『ほんとそれな』


ガン見されてるから話しにくいしね。


nqrse「あ、今日の放課後生徒会に来いってあいつらが言ってた」


nqrseが少し顔を歪めながら僕の方を向いた。


nqrseがあいつらって言うのは、この学校の頂点でもある生徒会だけ。


『なんで？』


nqrse「さぁ？大方体育祭でしょ」


『体育祭っていつからだっけ』


nqrse「確か1ヶ月後くらい」


そう言ってため息をつくnqrseは普通に絵になる。


『用事ねぇ。僕らに応援団やれとかそんな感じじゃない？』


nqrse「そんな面倒なことしたくないわ」


僕らはその後、生徒会の悪口を言いながらluzの所へ向かった。

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