頂点同士の喧嘩論争バトルゲーム【歌い手】

14話 ページ16

昼飯をいつも通り3人で食べていると、屋上のドアが開いた。


そこから、くろが顔を出す。


nqrse「96猫どうしたの？」


96猫「ふふふふふ････」


くろは不気味に笑ったかと思うと顔を引っ込める。


続いて、くろと生徒会長の声が聞こえた。


96猫「ほら！運良く3人居るよ！」


そらる「運良く！？最悪の間違いでしょ！？」


なんか言い合ってるんだけど。


nqrse「何これ。どうすればいいの？」


luz「無視でいいやろ」


『関わっちゃダメだよ』


nqrseは少し戸惑ってるけど、僕とluzは完全無視でご飯を食べる。


そらる「うがっ」


96猫「とりゃあ！」


ドガンッ、と凄い音がしてドアを見れば、生徒会長とくろが倒れていた。


『････邪魔』


それを僕は一瞥し、弁当箱へ視線を戻す。


96猫「あのねあのね！そらるんがAに言いたいことがあるって！」


少し驚いて生徒会長を見る。


あ、さっきのセーターかな。


生徒会長は確かにセーターを持っている。


そらる「････あのさ」


生徒会長が少し俯いて口を開いた。


nqrseとluzは、展開についていけないようで目を見開いている。


そらる「････さっき、ありがと」


生徒会長はセーターを僕に投げつけたかと思うと、一目散にその場から去っていった。


96猫「あー！待ってよそらるん！あ、またねー！」


96猫も生徒会長を追いかけて去っていった。

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