頂点同士の喧嘩論争バトルゲーム【歌い手】

9話 ページ11

応援団の会議は終わった。


顔合わせって言っても僕は全員に知られてるだろうし、他の奴らの名前は覚える気しなかったので結局暇だったけど。


僕はnqrseが居たから良かったものの、luzなんて1人でぼーっとめっちゃ暇そうにしてた。


会議が終われば、僕ら3人は1番早く外に出る。


luz「くっそ暇やった」


nqrse「ぼっちって辛いんだな」


『可哀想だね』


luz「うるさいわ！！」


雑談しながら教室へ向かうと、自然と女子の声が聞こえてくる。


････あぁもう、キャーキャーうるさい。


？「うわっ」


突然、曲がり角で誰かとぶつかった。


『あーごめん、大丈夫？』


座り込んだ知らない人に手を差し出すと。


天月「え････」


『げっ････』


まさかの生徒会。


なんか生徒会との遭遇率最近高くない？


nqrseとluzは「あちゃー」という顔をして見守っている。


いや、見守るんじゃなくて助けて？


「早く行こーぜ」とか言って助けて？？


天月「いつまで手出してんの？俺、握らないから」


天宮に言われて手を差し出していたことを思い出し、急いでポケットに手をしまった。


『チッ････最悪。制服洗おうかな』


天月「俺の制服穢れたんだけど。どうしてくれんの？」


『そのセリフ、そのまま返すんだけど』


臨戦態勢に入る僕と天宮。


luz「あー、早く行こ」


luzが間に割り込んでそう言った。


天月「････」


天宮は最後に俺ら3人を1人ずつ睨んでから去っていった。

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