実況19 ページ19
「Aさーん、ここわかんないんだけど？」
「Aさーん、ひまぁ！相手してよー！」
嗚呼、うるさい。
ただ今私は、午後からの仕事()として入っていた塾の講師をしているのであります。
塾、と言ってもほんとに田舎の方であるためか個別指導で個人経営的な感じだ。そのためか、来る子供も、みんな小さい子ばかり。
「うん、ちょっと待ってね。今教えるから。」
かれこれ、数時間働いて学校の終わる時間がきて、体が持ちそうにないっす。
そんな時、ある一人の子供が机同士の仕切りを気にせず隣の子に話しかけていた。
「なぁなぁ、帰ったらスプラトゥーンしようぜ。
あっ！柳が新ブキがなんとかって兄ちゃんが言っててさ…、」
「まじかよ！しようぜ！」
二人は無邪気に話しているけれども。その内容のｻﾝﾌﾞﾝﾉｲﾁは私のことではないか。
しかし、今は自分のすべき事を全うすべくと頭を振りまた教えを始めた。
-
「ってことがありました。」
「"え、ちょ、そんなことあったんですか？いやぁどこ行っても人気っすねぇ？"」
「そんなことはないけどもさぁ。」
現在8時半。夜の。
動画の投稿もまだまだだし、やりたいことはやってしまってもうすることは終えてしまった。
なので、キヨさんに今日あった出来事を話していたりする。
「"あー、まぁ？
あっ、その聞きたいことあるんですけどいいすか？"」
急に笑いが途絶え、しんとする。
それに変な緊張を覚え私はごくりと、唾を飲む。
「えっと、うん？」
「"柳さんってトーキョーじゃないすよね？"」
え。なんだ。
まさか牛沢が何か言ったのかと少し頭を抱えるがきっとそれは違うだろう。
まぁ、お金はあっても特にこの仕事や生活が安定しているからね。
そんな考えばかりしているから多分ジョーキョウもできないのだ
「うん、そうだけど。何かあった？」
「"いや、その何かあったとかじゃなくて。その…。"」
携帯越しに口籠っている感じから何か言いにくいことでもあるのか？
そんな予感もすぐに消され、予想外の返答が帰ってきた。
「"いや、えっと、会ってみたいなぁ、なんて。"」
「…はい？」
え、きよさんきゅうにどうしたの。
問い詰める間もなく彼は急に話し出した。
「"すっごく話してて楽しいし、それに。
おれっ！めっちゃあいたいんですっ！！"」
「あ、うん。」
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霜田 - 誰も言ってないようだから言いますけど名前表記おかしいです。1度確認してから投稿とかできればそうして頂けると嬉しいです。 (2017年8月14日 17時) (
レス) id: 34b277b443 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずぽんぬ | 作成日時：2017年4月2日 23時
