After*2 Kiyo's day ページ2
「ねぇ、キヨ。来るなら来るって言ってくれたら良かったじゃん。」
「あー…待つのだるくて。ってかホントはうっしーも来るはずだったんだけどな。」
だいぶ暗くなった道を二人で手をつなぎ歩く。
まだ慣れていないからか、少し緊張する。
？牛沢もくる予定だった？
「え…なんで牛沢が出てくんの？」
つい最近、普通にゲームとかただの会話程度に絡んでいたがそんなこと一言も言ってなかったような。
私が、驚きキヨに聞くと、しまったとでもいうかのように変な声を出す。
「…え゛ｯｯあ、えと、そのあはは。やっぱ忘れて！」
「ちょ、ど、どしたの？！言ってくれないと逆に気になるんだけど。」
「ま、まぁ、気にすんな！今日泊まっていいっしょ？買い物行く？」
曖昧に濁されるが、これからが楽しみすぎてどうでも良くなり家路につく道を二人で駄弁りながら歩いた。
「キヨー、できたよ？」
「お、おう！今行く！」
リビングで一人スマホを触るキヨをキッチンから呼び、テーブルに料理を並べる。
大したものではないが手軽に食べれるものを用意した。
「…う、うまい！やっぱ相変わらずだな。」
「ふふ、ほんと？ありがと。作った甲斐があるよ。」
ガツガツと頬張るキヨを見ながら顔がついつい緩んでしまう。
なんか、リスみたいで可愛いし。
「…？なに、食べねぇの？貰っていい？」
「あ、だめ！食べます！」
すぐに箸を持って食べ始める。
流石にリスみたいなキヨに見惚れてましたなんて言えないからね。
キミといられる時間が愛おしくて、気が狂ってしまいそうです。
なんて、ポエミーかな？
((ね、キヨってさコーヒー飲めないんじゃなかったっけ？))
((…うっ、えと、そのAが淹れてるってレトさんが言ってたから…ハイ))
((あー、そういうことね、何時でも淹れてあげるよ？))
((結構です))
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作者名：ゆずぽんぬ | 作成日時：2017年7月26日 17時
