1話 ページ2
万次郎side
万「シュガー喧嘩賭場行くから起きろ〜」
目の前ですやすや寝ている俺の可愛い幼馴染はどれだけゆすっても起きない。
「ん?」
目が開いたかと思うと俺を引っ張って、腕の中に閉じ込めた。
「んー」
ギュッと抱きしめられ、顔が一気に近くなる。
いつものことだけど誰にでもこうするから心配で仕方ないしすげぇ嫉妬する。
チュ
こんなふうにキスしても全然おきねぇ。
無防備すぎて心配になる
(…ぜってぇ離せねぇからな)
抱きしめる力を強くするとケンチンが青筋立てて怒ってきた。
堅「マイキー!!シュガー起こせってつったのに何一緒になって寝てんだ!!」
万「えー!シュガーが腕引っ張ってくるからさー」
堅「オマエなら余裕で剥がせるだろ!シュガーいい加減起きろ!!」
「……堅?」
やっと起きた幼馴染は腕の中の俺を見てまたギュッと抱きしめる。
「今日は万次郎かー」
堅「また寝る準備すんじゃねぇよ!起きろ!」
ケンチンが俺とシュガーを無理やり離すとシュガーは伸びをして欠伸をした。
「おはよう堅、万次郎、いつもありがとう…フワァ」
堅「そう思うなら欠伸しながら礼は言うんじゃねぇ…今日は喧嘩賭場に行くって言っただろ?」
「そういやそうだったな…行こっか」
万「えーシュガー、おはようのキスしてくれねぇの?」
そういうとシュガーはまだ寝ぼけた顔で俺にキスをした。
「ん(チュ」
万「ん、ありがと」
堅「テメェらぁ…いちゃついてねーでさっさと準備しろや…」
「「はーい」」
シュガー、原里海。
背がデカくて、どこを見ても美人なコイツは俺の愛してる幼馴染だ。
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作者名:ネイル | 作成日時:2021年7月28日 1時