彼女は傷つかない４［BTS］ (ページ5)

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episode 155 彼の好きなところページ5

「おはよールカ＾＾酔いはちゃんと冷めたみたいね。笑」

職場に着いた途端、揶揄うように笑う茉里ちゃんがコーヒーを淹れてくれた。

「昨日はつい飲みすぎちゃったから反省しなくちゃ、、茉里ちゃんお酒強いもんねー笑」

茉里「まぁね。笑さあ！今日も授業始めるわよ＾＾」

「うん、、、茉里ちゃんあのね、、、後で相談があるんだけど、、、」

何となく気まずそうな、私の反応をすぐに察してくれたんだろう。

茉里「じゃあ、、、終業後にゆっくり聞くね＾＾」

周囲に反対されて勝手に韓国に移り住んでから、また勝手に日本に帰ってきた私を快く働かせてくれた茉里ちゃんの優しい笑顔に胸がチクリとした。

振り返れば私は周りの人の好意に甘える子供と同じ。

本当に、どうしようもないな＿＿＿＿＿＿＿、

ルカ「じゃあ本日の授業は以上です。皆気をつけて帰るんだよー」

生徒A「ぁ！ルカ先生ー！ちょっとこれ見て！！めっちゃカッコよくないですか！？」

ルカ「何何？また韓国の俳優さん？笑」

生徒A「違うよー！見て！！BTSのテテ！！すっごい美形で大好きなんですっ！！、、いつか生でみてみたいなぁ・・・」

驚いた、、、テヒョンはテテって呼ばれてるなんて今更知った。

白くて綺麗な肌に、ブルーの髪がとっても似合ってる。

ルカ「うん、、、すっごくカッコいいね＾＾」

こんなに沢山の人に愛されて、BTSって、、、テヒョンってすごい。

そんな彼が今、この日本に。

ましてや近くに居るなんて、誰が想像できるだろうか。

生徒B「ルカ先生って彼氏いるんですか？？笑」

ルカ「、、、居るよ。優しくてカッコいい年下の彼が＾＾」

生徒A「彼氏いいなぁ、、、テテとどっちがカッコいいですか？？」

うーん、、、そのテテさんなんだけど。笑

彼女たちには口が裂けても言えないから。

ルカ「テテさんも素敵だけど、、、やっぱり私の彼かな？笑」

生徒B「うわー！先生惚気すぎぃー！笑」

メディアに出てる有名アイドル《BTSのVさん》じゃない。

甘えん坊で天然なところもあるけど、真っ直ぐ愛してくれる《キム・テヒョン》が私は大好きだから、、、

そのギャップも含めて、、、ね？

茉里「ルカお待たせ＾＾で、、、話って？何か困ってるの？」

首を傾げる茉里ちゃんにどう伝えようか迷いながら口を開いた。

「驚かないで聞いてね？・・・」