彼女は傷つかない４［BTS］ (ページ11)

今日:44 hit、昨日:37 hit、合計:64,400 hit

episode 161 秘密のデートページ11

テヒョンのお望み通り次の日はデートに出掛けた。

帽子にサングラスにマスク姿で、

「ねぇルカ！これならバレないよね？完璧じゃない？」って自慢げなテヒョンだったけど。

ルカ「いや逆に怪しい人に見えて悪目立ちするわ！笑帽子とマスクでいいんじゃない？」

ﾃﾋｮﾝ「じゃあコートも地味目にしなきゃ、、、」

こんな他愛のない会話が早いテンポで心地良い。

ﾃﾋｮﾝ「えー！ルカそのスカート履くの！？短過ぎるんじゃない？このロングスカートにしなよ！他の男にルカの見せたくない！」

ルカ「ん？、、そんなに短いかなぁ、、デートだしちょっとはおしゃれしようと思ったのに、、、」

ﾃﾋｮﾝ「ルカは何着ても可愛いから大丈夫だよ＾＾この短い
方は俺と二人っきりの時だけ履いてね、」

ルカ「、、わかった、、笑」

結局ロングスカートにニットとアウターに着替えて。

耳元にはテヒョンがプレゼントしてくれたピアス。

ﾃﾋｮﾝ「、可愛い、、、」

ルカ「そんな見ないでよ恥ずかしいから！笑行こっか＾＾」

最初は人目を気にしながら歩いていたのに、テヒョンはそんな事も気にせず体を引き寄せて。

ﾃﾋｮﾝ「ルカ見てよ、、、誰も俺たちに気付いてない、だからもっと引っ付いてよ、」

大胆なテヒョンにドキドキしながら乗った地下鉄の車内。

ここにも大きくBTSの広告が並んでる。

「ジミナに送ってあげよー」って呑気にスマホを構える光景に笑っていると。

久しぶりに見た。彼らの顔に心臓が少し動いた。

TREASUREが大きく写る広告。

ﾃﾋｮﾝ「、、、、ここで降りようルカ、」

まだ目的地は先なのに、テヒョンは手を引いて電車を降りた。

何も言わずにただ歩き出すテヒョンに戸惑ったけど。

「、、もうあいつとは一切連絡取ってないんだよね？」

ルカ「、うん、、連絡先も消したし会ってないよ。携帯見たっていいし」

ﾃﾋｮﾝ「っ、、ごめん、あいつの顔見るとつい、、」

ルカ「ううん＾＾あーお腹空いた！早く行こ！」

冷たくなったテヒョンの手を今度は私が握って歩き出す。

落ち込んでいた瞳は、また明るさを取り戻したみたい＿＿＿＿、

美味しいカフェに入った後、テヒョンは電話してくるって席を外した、

その時だった。

どうして、、、

「、、っ、、、ヌナ、？何で、、」

二度と会うはずなんてなかったのに。