episode 107 不安と焦り ページ7
※ｼﾞﾌﾝside
ヌナと分かれた後、会社に向かうとレッスン室にメンバーが集まっていた。
ﾋｮﾝｿｸ「ちょっとジフナ〜ヌナのとこ泊まるなら連絡くらい入れといてよ〜笑」
ﾏｼﾎ「宿舎でも会えるのに、、、そんなにヌナと二人っきりになりたいんですね〜笑」
ｼﾞﾌﾝ「ヒョン、、シホヤ、、、悪かったって、、汗」
ｱｻﾋ「まあいいんじゃないですか？幸せそうで羨ましい、、、」
ｼﾞｮﾝｳ「何何？、何の話ですか？？」
ｼﾞｭﾝｷﾞｭ「ジョンウにはまだ早い話〜笑、」
最近はずっとこんな調子。
ヌナと付き合うようになってメンバーにだいぶ、、、いやかなりいじられている。笑
メンバーも皆ヌナの事が大好きだけど、俺に遠慮してるからか、前よりヌナに対するスキンシップが減っていた。
ﾋｮﾝｿｸ「じゃあ練習始めよ！！」
カムバックを控えた俺たちは毎日のように練習と撮影とで忙しくなっていた。
練習中自分たちの姿が写る鏡を前に。
もし今ここにヌナが居たらって、、、考えただけ体が熱くなる。
もっとヌナにカッコいい姿を見て欲しいって、余計練習に熱が入った。
そういえばヌナが来てくれるようになって初めてのカムバックだな。
しかも今回のカムバック、、、BTS先輩とも同時期だ。
コンセプト写真も見たけど、やっぱりかっこいい、、、
特にV先輩は、、、妖艶な雰囲気を纏って見る人を一瞬で惹きつける。
俺にはまだ足りない、、、圧倒的なオーラ。
そんな凄い人は、、、ヌナにまだ想いを寄せている。
さっき会社の廊下でスタッフさんが話していた、
「Vさんみたいな人に愛される人が羨ましい、、、」って。
でも、、、それでもヌナが選んでくれたのは俺。
ヌナの温もりを独り占めできるのは俺だけ。
V先輩じゃない。
なのに、、、不安と焦りが俺の心を支配する。
何の心配もいらない、、、そんな言葉じゃ片付けられないほどに＿＿＿＿＿、
ヌナに会いたい、、、早く抱きしめて欲しい。
そうすればこの不安な気持ちも消えるから、、、
ちょっと乱暴に玄関前で押し倒して、気持ちを素直に打ち明ける。
そんな俺をヌナは優しく抱きしめて、欲しかった言葉をくれる。
ルカ「大丈夫、、、ジフニ、、愛してるよ、」
その後に交わすキスも、ヌナの白くて柔らかい肌も。
俺の中で溶けそうな感触も全部。
俺だけのものなんだ、、、
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作者名：Apple | 作成日時：2022年11月8日 23時
