episode 57 不安要素 ページ7
※ユンギside
ヘッドフォンをしたままソファでうたた寝してしまったみたいだ。
首に不快な痛みを感じてると、玄関が開く音がする。
反射的に玄関まで急ぐともう誰の姿も、ルカの靴もなかった。
昨日の夜はずっとルカの事が気になって作業にも集中できなくて、もしかしたら俺を頼って部屋に来てくれるんじゃないかって淡い期待なんて抱いていた。
あいつ、、、ちゃんと眠れたのかな。
「ヒョン、、、何してるんですか?」
仕事に出掛けていないはずの彼女の部屋から出てきたのは、昨日の服装のままのテヒョナだった。
ユンギ「帰ってたのか、、、てかお前がなんでその部屋から出てくんだよ、、、」
テヒョン「、昨日ルカと寝たからですよ、、それに」
急に真面目な顔をしたかと思えば嬉しそうな含み笑いを浮かべるテヒョナは。
テヒョン「俺、ルカと付き合うことになりました、」
ユンギ「、っ、、ルカがOKしたのか?」
テヒョン「はい^^ 泣いて喜んでくれましたよ。それに俺が他の女と一緒に居たってヤキモチまで妬いて可愛くて・・・ルカって根は普通の女の子なんですよね、、」
俺は明らかに動揺してた。
ルカがテヒョンの女になったから。それが一番の原因だけど。
それ以外に気掛かりなことがある。
ユンギ「、、そうか。じゃあもうあの女とは綺麗さっぱり終わったんだよな?」
俺の言う[あの女]。
俺らとほぼ同じタイミングで芸能界デビューした有名モデル。
テヒョナの元彼女 パク・ミンジョン。
テヒョナとはとっくの前に別れてるのに、未だに執着しててヨリを戻したがってるって噂。
テヒョナも縋りつくあの女を無下にはできなくて、たまに会っては体の関係がずるずる続いてたらしい。
断れなくて受け入れてたテヒョナも悪いけど、このミンジョンって女は特に厄介で俺は嫌いだ。
もしルカの存在を知ったらあいつに何をしでかすかわからない。
テヒョン「それは、、、ミンジョンにはちゃんと伝えますよ、これから。」
ユンギ「これからって、、、まだ切れてなかったのかよ、、、」
悪気のなさそうなテヒョナに余計イライラしてしまう。
お前も知ってるだろ?
ルカがあの男にどれだけ傷つけられたか。
ユンギ「絶対ルカを傷つけるなよ。もし泣かせるような事があったら俺が許さない、」
テヒョン「、、、言われるまでもないですよ、」
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星空(プロフ) - 続きが楽しみです!テヒョンさんとミジョン?の関係がどうなるかがすごく気になります!! (2022年10月5日 16時) (レス) @page25 id: d8561d62a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Apple | 作成日時:2022年9月2日 0時