彼女は傷つかない２［BTS］ (ページ6)

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episode 56 素直になってページ6

テヒョンさんにまで聞こえてしまうんじゃないかってくらいに心臓の音がバクバクうるさい。

顔が熱くて、赤くなってくのがわかる。

私なんて釣り合わないのにってネガティブな気持ちと、本当は嬉しくて嬉しくて仕方ない気持ちが押しては引いてを繰り返す。

ﾃﾋｮﾝ「、、、ルカ、なんで泣いてるの？」

気づけば涙が頬を伝っていて、それを拭ってくれるテヒョンさん。

ルカ「、、あはは、、どうしちゃったんだろう、、」

涙が出る理由、本当はわかってる。

未だに心の奥に残ってるトラウマが素直になることを邪魔する。

テヒョンさんはきっとあの男なんかとは違う。

比べてしまうのも失礼な話だ。

自分の気持ちから逃げるのはもうやめよう。

私もテヒョンさんが好き。

もっと貴方のこと知りたい。

私の事が欲しいなら、今すぐ全部あげる。

ルカ「テヒョンさん・・・こんな私でもいいんですか？、私、、本当に何にも持ってないですけど、、っ、」

ﾃﾋｮﾝ「何言ってんの・・・ルカだけが欲しいんだから、それで十分だよ・・・」

胸がいっぱいで張り裂けそう。

人を好きになるって、こんなに苦しくて切なくて、温かかったんだって思い出せた。

ルカ「好き・・・テヒョンさん・・・」

ﾃﾋｮﾝ「愛してるよ、ルカ・・・これで恋人同士だね、」

額をくっつけ合って、何だかお互い照れくさくて笑い合って。

目が合って、見つめ合えばそれがキスの合図。

こうして私たちは、付き合うことになった＿＿＿＿＿＿、

ルカ「おはようございます＾＾」

ﾏｼﾎ「あ、おはようございますヌナ＾＾」

ｼﾞｭﾝｷﾞｭ「ヌナ〜来てくれるの待ってたよ！」

今朝は一本早い電車に乗って来た。

あれからドキドキしっぱなしで眠れなかったから。

ルカ「今日は何か食べたいものありますか？」

ﾋｮﾝｿｸ「それが、、、今夜は遅くなりそうだから外で食べるね、、ごめんなさいヌナ、、」

ルカ「いいえ、気にしないでください！じゃあ今日は掃除と洗濯が終わったら帰りますね＾＾」

エプロンをつけながら喋ってると、ジフンさんが顔を覗き込んでくる。

ｼﾞﾌﾝ「ヌナ・・・何かいいことでもあった？嬉しそう、、」

ジフンさん鋭いな、、、

ルカ「まぁ、、、そうですね。笑」

思わず俯いて笑みが溢れる。

ジフンさんが私を見つめてることにも気付かずに・・・