彼女は傷つかない２［BTS］ (ページ20)

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episode 70 明かされる関係ページ20

部屋から飛び出した私を外で待ってたジョングクが追いかけてくる。

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ルカ！、待ってよ！一体どうしたんだよ！、」

自分の部屋の前でジョングクの腕に捕まった。

ルカ「、ジョングクごめん。今は一人にして・・・」

せっかく心配してくれてるのに。

ジョングクの腕を振り払って部屋のドアを閉めた。

真っ暗な部屋に鞄を投げつけて、クッションに顔を当てたまま声を殺して泣いた。

どうして否定しないの？

この前みたいに、ただの友達だよって。

それくらいテヒョンにとってまだあの人は忘れられない人なの？

じゃあどうして。こんな私を恋人に選んだのか。

もうテヒョンが何を考えてるのかわからない・・・

「、、ルカ、入るぞ？」

ルカ「、、っ、ユンギさん、」

泣きすぎて乱れた呼吸を落ち着かせてる。

ﾕﾝｷﾞ「、どうした？、テヒョナと喧嘩したのか？」

ルカ「、、そんな単純な話じゃないです、」

ﾕﾝｷﾞ「、、、ミンジョンの事か？」

ルカ「、っ、、ユンギさんは知ってたんですね、、だから私にテヒョンを好きなら気をつけろって言ったんですね・・・」

ﾕﾝｷﾞ「、、悪い。」

深い溜め息をつきながら背中をさするユンギさんは、とても悲しそうな顔をしていた。

ルカ「ユンギさんは謝らないでください、関係ないですから・・・これからちゃんと話してみます。さっきはついテヒョンの部屋から逃げてきちゃったので・・・」

ﾕﾝｷﾞ「、、俺ならお前をこんなに不安にさせないのにな。」

そう言ったユンギさんは、私を腕の中に包み込んだ。

少し伸びた襟足が鼻をくすぐって、甘い香りがする。

ユンギさんの言葉に、私は何も答えられなかった。

＿＿＿＿＿＿＿＿、

「ルカ、、入っていい？、」

ルカ「テヒョン、、、うん。」

向かい合わせになって座って。

私の顔色を伺いながら言葉を探してる様子のテヒョンに、痺れを切らして問いかけた。

ルカ「テヒョン、ミンジョンさんとは今どんな関係なの？」

ﾃﾋｮﾝ「、、別れてからも時々会って、、その、、都合のいい関係だった、、、でも！ルカと付き合ってからこの関係を終わらせようとしたんだ！、でも、、」

その先は大体予想がついたから、テヒョンの口を塞いだ。

ルカ「、うん。もうわかった、、、」

ごめんね。私そんなに物わかりの良い女じゃないから。