episode 37 突き落とされるのは ページ37
※ジン side
シャワーを浴びてスキンケアもちゃんとして。
少し高めの香水をひと吹き。
鏡を見て最終チェック。、、うん。イケてる。
心臓が爆発しそうなくらいドキドキして我ながらバカバカしいけど、最高のコンディションでいたいからさ。
彼女の部屋へ向かう途中、ユンギとすれ違った。
ユンギ「あいつの所行くんですか?」
ジン「ん、、まぁ、」
ユンギ「、ハマりすぎないように気をつけて下さいよ。まぁ、他人事じゃないけど、」
ジン「え?、」
ユンギの声が小さくて聞き取りづらかったけど、何かの忠告か?
ジン「、入るぞ、」
部屋に入るとお風呂上がりで髪がまだ濡れて、Tシャツにショートパンツ姿の彼女。
袖から覗く細い手足、バランスの取れた綺麗な体にドキドキする。
ルカ「早かったですね、ジンさん。先に髪乾かしてもいいですか?」
ジン「じゃあ俺が乾かしてやるから、座って?」
無理矢理彼女を俺の膝の間に座らせてドライヤーをあてる。
染めてないのかな、綺麗なセミロングの黒髪は柔らかくてサラサラして。
指に通すたびに、シャンプーの良い匂い。
ルカ「ありがとうございました、美容院以外で人に乾かしてもらったの初めてです。笑」
はにかむように笑うルカ、こいつ、こんなに可愛かったっけ?
ジン「こっち来て、、」
座ったままで彼女を引き寄せて抱きしめる。
ルカの胸元から香る匂いに、感覚がジリジリする。
もう、止められない。
思い切りルカの唇に吸い付くようにキスをすると、嫌がる事なく応えてくれる。
この瞬間、俺の中の何かが弾けた。
彼女の服を脱がせて至る所にキスをする。
全身から漂ってくる匂いに、俺の方がおかしくなりそう。
ジン「、、ルカ、っ、入って良い、?」
ルカ「、、っん、、、」
ジン「、っく、、はぁ、、ルカ、、」
まとわりつく熱が、俺を離さない。
そんなに相手を欲しいと思ったこと、今まであったかな。
今解った。
ジョングクもテヒョンもジミンも。
ルカが好きなんだ。
お遊びのつもりが本気になったのは、俺も同じ。
ただの欲求解消のためならこんなに必死にならない。
相手に気持ち良くなってもらおうなんて。微塵も。
ずるいよ、ルカ。
こんなに俺たち、お前に夢中になって。
奈落の底に突き落とされるのは、俺たちの方だ。
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Apple(プロフ) - おじゃるまるさん» ありがとうございます(*^_^*)読んでくださり嬉しいです!!更新頑張りますm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - Kojima-Yurinaさん» コメントありがとうございます!!読んでくださって嬉しいです☆更新頑張ります(*^^*) (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - ぱせりさん» 読んでくださってありがとうございます!!嬉しいです(*^^*)更新頑張りますのでよければ続きもお楽しみくださいm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
おじゃるまる(プロフ) - おもしろすぎます!!更新楽しみです(o^^o) (2022年8月30日 22時) (レス) @page48 id: 3c8b97a1b0 (このIDを非表示/違反報告)
Kojima-Yurina - Apple様。初めましてm(*_ _)mこのお話凄く面白いです。続き楽しみにしています。頑張って下さい‼︎٩( 'ω' )و応援しています‼︎ (2022年8月21日 7時) (レス) @page38 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Apple | 作成日時:2022年7月31日 21時