彼女は傷つかない ［BTS］

episode 16 どうかしてる ページ16

※少し過激な表現を含みます。ご注意ください。



シャワーのお湯でジョングクさんの服も濡れてしまって。

今自分がおかれてる状況よりもそんなくだらない事に気を取られていると、容赦なく大きな手が体を触る。

ルカ「ちょっと！・・・やめてください！、ジョングクさん！何でこんな事するんですかっ・・・」


ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「・・・ジミニヒョンが言ってただろ・・・？っ、あんたの事これからたくさん虐めてやるって・・・大丈夫っ・・俺のは痛くしないでやるから・・っ、」


そう言ったジョングクさんは苦しいほどのキスをして体をなぞる。


力加減なんて知らないみたいに、まるで動物みたい。



この人たち、本当にどうかしてる。



ユンギさんとジンさんが作った料理美味しかったのに。

ナムジュンさんが素直に謝ってくれて嬉しかったのに。



あれも全部、嘘？


私を油断させるために？ここまでする？


ショックだった。でもそれ以上に。


普通愛し合うために行う行為を、わざわざ嫌いな私に仕掛けてくること自体、おかしい。



ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「はぁっ、、はぁっ、、ちょっと・・何考えてんの？っ、、少しは可愛く鳴いてみてよ、、」


体中に舌を這わせたジョングクさんは私のウエスト部分を掴んで膝をつかせて、無理矢理襲いかかる。

ずぶ濡れの体がぶつかり合う音と互いの息が混じり合う。

一方は快感に溺れるような、一方は痛みに耐えるような。



勿論、私は後者だ。



ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「はぁっ、、ぁっ、ふっ、、やばい、気持ちい、、」

ルカ「・・・っん、・・・っは、やめて、、」


ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「、、っ！！はっ、、んっ、！！」



呆気なく果てたジョングクさんは私の背中に覆いかぶさったまま呼吸を整える。


体の真ん中に伝わる熱ばかりがしつこく熱くて、体は冷たくて少し震えてた。



そんな私を何故か優しく抱き寄せるジョングクさん。


ルカ「・・・はなして、、触らないでください」


ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「、、、嫌だ。離さない、、、」


なんなの・・・？

こんな事して一体何になるの？


さっきの冷たい声とは違う、彼の僅かな変化に気づかないまま。


力が抜けて、気を失ってしまった。

episode 17 許してはいけない→←episode 15 単純な女

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す