episode 28 身の程知らず ページ28
テヒョンさんは抱き抱えるとそのままベッドへ連れていった。
甘いオレンジみたいな匂いに何故か安心して、ほんの少し体の力が抜ける。
目が合えば、テヒョンさんの大きな瞳に吸い寄せられる。
美しさに色気が混ざって。
私より年下だなんて信じられない。
私の頬に触れたテヒョンさんの手はひんやりと冷たい。
そのせいか、自分の体が恥ずかしいほど熱くなっていくのがわかる。
ダメ・・・
柔らかいテヒョンさんの唇。
私はどうして、、、こんなにもこの感触にドキドキしてるんだろう。
さっきの余韻のせい？
いや多分、、、違うかも。
あの夜、どうして。
嫌いなはずの女を優しく抱きしめて、子守唄みたいに鼻歌まで歌ったの？
それに、「ごめん、ルカ、」って、はっきり聞こえた。
きっかけはそちらからだった。
私だって普通に接したかったけど、日本人の私が嫌いなんでしょ？
それはもうどうしようもない事じゃん。
なのに。
目の前にいる貴方を見て、僅かに期待してしまう。
でもこの感情は、私があの男・ヨンジェにズタズタにされてから捨てた。
だからこんな感情、抱いちゃいけない。
ましてや依頼主とハウスキーパーじゃ立場が違いすぎる。
本当に身の程知らずで、バカな女。
今の行為だって、ただの欲求を満たすためのもの。
何故か気に入らない私を抱くのはきっと、弄ぶため。
ごめんなさい、シンヒさん。
私にはまだ、彼らを理解するのは難しいみたい。
ﾃﾋｮﾝ「はぁ、、っ、ルカ、、気持ちいい？、もう俺、、我慢できない、っ」
ジョングクさんの痕跡を消すように全身に口づけをしたテヒョンさんの体が、一気になかに侵入する。
頭の中が真っ白になるくらいに突き抜けるような感触に体が震えて。
ルカ「んっ！、、っあ、あ！、」
ﾃﾋｮﾝ「あっ、ルカ、ルカっ、、」
体全部が心臓になったみたいに、脈を打って止まらない。
こんな感覚、、初めてで少し怖いくらい・・・
逃げ腰になる私を掴んで離さない大きな手。
ﾃﾋｮﾝ「逃げないで、、っ、ちゃんと俺を受け入れてよっ、、ねぇ？、、ルカ、」
最後果てるまで、目を見て私の名前を呼んだテヒョンさん。
やめて。そんなつもりないなら。
求められてるって、変な勘違いをしてしまう。
遊びにしては、タチが悪い。
嫌なの。
心がもう、傷つかないフリをしたくないって叫んでる。
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Apple(プロフ) - おじゃるまるさん» ありがとうございます(*^_^*)読んでくださり嬉しいです！！更新頑張りますm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (
レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - Kojima-Yurinaさん» コメントありがとうございます！！読んでくださって嬉しいです☆更新頑張ります(*^^*) (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - ぱせりさん» 読んでくださってありがとうございます！！嬉しいです(*^^*)更新頑張りますのでよければ続きもお楽しみくださいm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
おじゃるまる(プロフ) - おもしろすぎます！！更新楽しみです(o^^o) (2022年8月30日 22時) (レス) @page48 id: 3c8b97a1b0 (このIDを非表示/違反報告)
Kojima-Yurina - Apple様。初めましてm(*_ _)mこのお話凄く面白いです。続き楽しみにしています。頑張って下さい‼︎٩( 'ω' )و応援しています‼︎ (2022年8月21日 7時) (レス) @page38 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Apple | 作成日時：2022年7月31日 21時
