episode 19 強制転居 ページ19
ゆっくりと私の方へ近づいてくるテヒョンさんの三白眼が怖く見えて。
他の人たちもそう。
集団で虐めるみたいに私を取り囲まれると、自然と膝から崩れ落ちてく。
絶対弱みを握られたくない人たちに知られてしまったショックと、シンヒさんの情報収集能力に驚嘆しながら。
私は・・・とんでもない場所に足を踏み入れてしまったんだって。
「これ以上反論がないってことは何も文句はないってことだよな？、じゃあこっち来て」
半ば無理矢理手を引っ張ってある場所へ連れてったジミンさん。
そこは物置に使ってたような形跡の残る空き部屋。
ｼﾞﾐﾝ「この部屋使って。何か必要なものがあったら言って。揃えてやるから。」
使ってって・・・ここで一緒に暮らせと？
まぁ出勤時間は掛からなくなるけど、、って！そうじゃなくて！！
ルカ「ジミンさん。それは無理です。確かに私には早くお金が必要な理由があります・・・辞めるのを許してくれないなら完済するまではちゃんと働きます。だから、、っ！」
ｼﾞﾐﾝ「あんた、、、まだわかんない？俺らが欲しいのはそんなありきたりなもんじゃないの、」
そう言ってジミンさんは部屋のドアを閉めて、暗くなった部屋で私を押し倒した。
両手で私の自由を奪ったジミンさんの顔が、暗すぎて見えない。
華奢なくせに、意外と力が強いジミンさんに抵抗しようとしてもびくともしない。
ルカ「やめて、、ジミンさんお願い・・・」
ｼﾞﾐﾝ「、、やめない。なんなんだよあんた。絶対許さないから・・・」
かなりご立腹な様子のジミンさんは、そんな言葉とは裏腹に額にキスをした。
初めてした時とは全く違う、優しいキス。
ジョングクさんの手とは違う、労わるように体を触る指先。
ｼﾞﾐﾝ「・・・へぇ、意外と素直なとこあるんだな、」
ルカ「・・・別に、」
ジミンさんのこの香りのせいだ。
頭の芯がぼーっとしてしまうのは。
しばらく黙った後、拘束してたのを解放して。
「今はやめといてやるよ・・・」ってよれたシャツの襟元を直してくれた。
ふと目が合った時、ほんの一瞬だったけど。
ジミンさんが笑ってた。すごく自然に。
さっきのテヒョンさんといい、ジミンさんといい。
なんなんだよあんたは、は私の台詞。
最初から傷つけるつもりなら、優しい素振りはしないで。
途中で捨てるつもりなら、拾ったりかまったりしないで。
episode 20 彼女の素性調査→←episode 18 辞職宣言
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Apple(プロフ) - おじゃるまるさん» ありがとうございます(*^_^*)読んでくださり嬉しいです！！更新頑張りますm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (
レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - Kojima-Yurinaさん» コメントありがとうございます！！読んでくださって嬉しいです☆更新頑張ります(*^^*) (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
Apple(プロフ) - ぱせりさん» 読んでくださってありがとうございます！！嬉しいです(*^^*)更新頑張りますのでよければ続きもお楽しみくださいm(_ _)m (2022年9月1日 17時) (レス) id: 384a6159fe (このIDを非表示/違反報告)
おじゃるまる(プロフ) - おもしろすぎます！！更新楽しみです(o^^o) (2022年8月30日 22時) (レス) @page48 id: 3c8b97a1b0 (このIDを非表示/違反報告)
Kojima-Yurina - Apple様。初めましてm(*_ _)mこのお話凄く面白いです。続き楽しみにしています。頑張って下さい‼︎٩( 'ω' )و応援しています‼︎ (2022年8月21日 7時) (レス) @page38 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Apple | 作成日時：2022年7月31日 21時
