Follow a Dream Ⅴ (ページ32)

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episode 232 Last comeback① ページ32

※ｼﾞｮﾝｸﾞｸside

いつの間にか時は流れて、今日はいよいよカムバック。
沢山準備したし練習だってやり込みすぎるくらい。
ワクワクして楽しみ、、、なはずなのに、いつもだったら。

昨日は気持ちが落ち着かなくてよく眠れなかった。

だって、、、このカムバックが終わればヌナはいなくなってしまうから。

別に二度と会えないわけじゃない、繋がりも無くなるわけじゃない。

わかっていても、納得してても心に隙間が空いて虚無感に襲われて、、、

洗面台に映る酷い顔にうんざりしながら、冷たい水で顔を洗って気持ちも同時に奮い立たせる。

こんな顔してちゃARMYに心配させちゃうし、せっかく準備してきたことも台無しになってしまう。

今は雑念を払って真新しい気持ちでやり切ろう！

、、、そうだよね？ヌナ、、、

ステージの収録のために8人でTV局入りする。

こうして一緒に出勤するのは意外と初めてだったりするんだけど、カヒのファンも大勢いて圧倒された。

それにもっと驚いたのはファンサの良さ。

身を乗り出してるファンにサインを書いてあげたり、写真撮影にも優しく対応してて、俺がファンサイドだったら嬉しすぎてもっと好きになるだろうな、、、

会えて嬉しくて泣いちゃったファンの子の涙を拭いて頭まで撫でてあげてる、

カヒのファンは幸せだな、、、だからこそ彼女が引退するって知ったらどうなるんだって思ったら、また切なくなった。

ﾎｿｸ「、ジョングガ？どうした？早く入ろうよ、、、」

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「あ、、ごめんなさいホビヒョン、、、」

ヘアメイクが終わってから自分のパートの確認を入念にチェックしてると、テヒョニヒョンが俺の隣に座った。

ﾃﾋｮﾝ「なんか、、、いよいよって感じがするな、、、泣いちゃうかも俺、笑」

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「俺も、、、なんかそればっかり考えてたらあんまり眠れなくて、」

今日披露する曲はカスミヌナとユンギヒョンがメインで作った曲。

公開されたMVもダンスこそ少ないけど、洗練されたカッコいい楽曲は既に俺のお気に入りになってる。

衣装も黒がベースのシックで大人な感じで、ヘアメイクもユジンヒョンがカッコよくしてくれた。

カスミヌナはどんな衣装なんだろ、、、

カスミ「お、ジョングクもテヒョンもカッコいいね＾＾、」

声がする方を振り向けば、ショートパンツにロングブーツ、大き目の白いシャツを纏ってるヌナ、

大人な色気を漂わせるヌナに、また胸が熱くなった＿＿＿