episode 226 Real intention ページ26
辺りはすっかり暗くなって、食べるペースもお酒を飲むペースも早くなるメンバー達。
私もそんなに弱い方じゃないけれど、そんなの比べものにもならないくらいアルコールに強いメンバーが多くて驚いた。
カスミ「お肉焼けてるよー、ってホソク大丈夫？笑 すっごい顔赤いよ？」
ﾎｿｸ「うん！っ、大丈夫！笑」
ｼﾞﾐﾝ「ヌナ大丈夫だよ、ホビヒョンはすぐ顔赤くなっちゃうタイプだから＾＾」
ｼﾞﾝ「カスミヌナ！そんなに気を遣わなくていいからこっち来て飲もうよ！！」
酔いが回り出したのか、自分の隣にくるように椅子を叩いてるジン。
カスミ「はいはい。笑 ビールいただきまーす＾＾」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ヌナ乾杯！＾＾ これ俺が作ったラーメン！美味しいから食べてみて！」
ﾃﾋｮﾝ「ジョングガ、俺のも追加で作って〜」
カスミ「ありがとうジョングク＾＾ そういえばこうして皆と集まってお酒飲むの初めてかも、なんか新鮮！」
RM「そうだったっけ？じゃあこれからも一緒にご飯食べたり飲んだりしよう＾＾」
ｼﾞﾝ「ねぇ、ヌナ、、、」
さっきまでの酔った勢いはなくなったジンが急に私の手を掴んで俯いてる。
ﾎｿｸ「ジニヒョン、、、？ユンギヒョンの前なんだからそれはまずいよ、」
ｼﾞﾝ「ユンギヤ、ごめんな、、、なんだよ皆、、、お前らだってヌナのこと好きだっただろ？、俺は好きだった、、、初めからじゃないけど、ヌナのこといつの間にか大好きになってた、、、ユンギと幸せになってほしい、その気持ちは本当だよ、、、でもなんで？、、なんで辞めるなんて言うんだよヌナ、、、俺たちもっと一緒にやってこうよ、、、皆ヌナの近くにいたいんだよ、、、」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ジニヒョン、、、ヒョンの気持ちもわかるし、俺だってヌナともっと一緒がいい、でもヌナの夢は？俺たちにもっと叶えたい夢があるように、ヌナにも諦められない夢があるんだよ、、、俺ヌナのこと大好きだから寂しくても応援するよ、」
キャンプファイヤーの火が小さく揺れて、辺りはより一層静けさが増してくる、
ジンを見ると、大きな目に涙が溜まってる。
カスミ「ジン、、、ありがとう、でもごめんね。もう決めたの。音楽も美容師とおんなじくらい、いやきっとそれ以上に好きだよ、、、でもまた美容師として自分にしか出来ないことをやりたいの＾＾ それに皆のおかげで活動期間も楽しかった！本当に感謝してもしきれないよ、、、」
あれ、、、気がつけば私の視界も歪んでいた、、、
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作者名：Apple | 作成日時：2022年6月4日 1時
