Follow a Dream Ⅴ (ページ20)

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episode 220 Making process feat. RM ページ20

※ﾅﾑｼﾞｭﾝside

あれは今から数日前の話。

ヌナの作業室に来るように言われて、言われるままに向かうと入り口にユンギヒョンを見つけた。

RM「ヒョン、どうしたんですか？」

ﾕﾝｷﾞ「俺はカスミから呼び出されて、、、ナムジュンは？」

RM「いや、、、俺もヌナに呼び出されて、、、」

お互い首を傾げながら作業室に入ると、アロマの優しい良い香り。

カスミ「2人共急に呼び出してごめんね、ちょっとご相談があって、、、」

おもむろにギターを抱えて弦を爪弾き出すヌナ。

心地よいギターの音色と低音で歌い出すヌナは、薄いべールみたいに色気をまとってて。

初めてこの３人でレコーディングした日を昨日のように覚えてる。

あの時は勿論まだヘアメイクだったし、何にもわからないヌナにディレクションするのが楽しかった。

それが今は、、、チャート1位の常連で、作詞作曲も何でもこなしてしまう、立派なアーティストに短期間で成長したヌナ。

ある意味恐ろしい脅威だと思った。

確かにきっかけを作ったのはヒョンと俺だったかもしれないけど、ここまでの魅力も才能もあったなんて、それを見抜いたパンPDの凄さにも改めて驚かされた。

ギターを弾き語るヌナ、その前には俺とユンギヒョンだけ。

すごく贅沢な時間に酔いしれてると、自然と視線はユンギヒョンの方を見る。

、、、あんなに嬉しそうな顔、できるんじゃん、ヒョン。

本当にユンギヒョン、変わったなぁ、、、

〜♪

約4分間のコンサートはあっという間に幕を閉じたみたいだ。

ギターを弾き終えたヌナに自然と拍手をすると、少し恥ずかしそうなヌナが可愛かった。

カスミ「私からの提案なんだけど、さっきの曲をユンギとナムジュンに歌ってほしいの、」

RM「え！？さっきのバラードだよね？ラップじゃないの？」

ﾕﾝｷﾞ「ジョングクとかジミナの方がいいんじゃ、、、」

カスミ「いや、これは2人に歌ってほしくて作ったの。2人の声が大好きだから皆に聴いてほしいって、」

ヌナの綺麗な瞳から目を逸らせない。

RM「でも俺は、、、」

カスミ「ナムジュン、こんな事私が偉そうにいう資格ないし嫌だけど言うね。もっと自信を持って！ラップを歌うナムジュンもカッコいいけど、もっと色んな姿、見てほしくない？＾＾」

ストレートなヌナの言葉は俺の心に深く刺さった。

、、、やってやろうじゃん。

自分たちの未知の可能性と、ヌナのプロデュース力を信じて必ずやり切ってみせる。