Follow a Dream Ⅴ (ページ17)

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episode 217 Making process feat.Jin ページ17

※ｼﾞﾝside

ｼﾞﾝ「よしっ、よし、、、あっ！あー！！、、、またゲームオーバーだ、、、」

作業室においてあるPC画面のGAME OVERの文字にテンションは急降下して乱暴にコントローラーをデスクに投げつける。

もう何時間経っただろう、ヌナと一緒に作る楽曲の作詞に行き詰まっていつものクセでゲームでストレス発散。

いや、むしろ現実逃避？

前にヌナが宿舎に数日泊まった時、オフの日で丸一日ゲームをやり込んでると、「ジンさん、そんなに画面に近かったら目に悪いですよ！ご飯もちゃんと食べないと！」って心配してくれたのを思い出した。

ｼﾞﾝ「ふう、、、」

新しいルーズリーフを取り出して、鉛筆を回しながら色んなことを考えてみた。

こうしてから思うけど、ナムジュナやユンギの曲作りの才能が羨ましい。

ナムジュナみたいに沢山本を読んだり、ユンギみたいに楽器を弾けたりできたら俺ももっと出来るようになるのかなって、僅かな劣等感を感じながら真っ白なルーズリーフを見つめた。

＼ｺﾝｺﾝ／

ｼﾞﾝ「誰ー？」

カスミ「ジン？お邪魔しても良いかな？＾＾」

ドアを開けると何か袋を下げて覗き込んでるカスミヌナ、

ｼﾞﾝ「いいよ！どうぞ入って＾＾」

ヌナは部屋に入るなりテーブルに袋からトッポギとソーダを取り出して並べた。

カスミ「良かったら一緒に食べない？＾＾実はEAT JINのファンだったの。笑」

ｼﾞﾝ「え！、動画見てくれてたの？てか知ってたんだ！笑いやー嬉しいな、、、」

さっきまで何となくモヤモヤしてた気持ちもヌナのおかげですっかり晴れてしまった。

カスミ・ｼﾞﾝ「いただきまーす＾＾」

ｼﾞﾝ「このトッポギ美味いね！どこの店の？」

カスミ「スタッフさんに教えてもらったお店だよ＾＾気に入ったなら後で教えるね！」

ヌナ本当に美味しそうに食べるなぁ、、、いつだったかユンギが言ってた、そんなヌナの自然体なところも好きになったって。

今その気持ちが俺にもわかる。

ごめんなユンギ、不覚にもドキドキしてしまう。

カスミ「ジンって本当に美味しそうに食べるね＾＾こっちも幸せな気分になるよ。笑」

トッポギを頬張る俺を見て笑ってるヌナ。

ｼﾞﾝ「じゃあ一緒にEAT JINした記念に写真残しとくね＾＾」

食べかけの食事と２人分の取り皿とソーダの写真を公式SNSに載せた。

後で怒られるかもしれないけど、満腹感とは別の満たされた気持ちをもらって幸せを感じていた＿＿＿＿＿＿＿、