Follow a Dream Ⅴ (ページ16)

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episode 216 Making process feat.Jimin ページ16

※ｼﾞﾐﾝside

朝事務所へ向かう前にあるお店に立ち寄る。

ｼﾞﾐﾝ「すいません、今日もブレンドで。」

最近通い出したコーヒーショップ、ユンギヒョンとカスミヌナのお気に入りの場所。

ハンギョルさんがヌナに差し入れしてるのをみて、お店の名前を聞いてすぐに地図アプリで調べた。

家からも事務所からもそんなに遠くないし、何よりコーヒーが美味しい。

ヌナ達には俺も通ってる事は言ってない、なんとなく内緒にしてる。

コーヒーを飲みながら、前に俺の誕生日にヌナがプレゼントしてくれたイヤホンをかける。

お気に入りのものに囲まれた幸せな朝に、ご機嫌で仕事に向かった。

カスミ「ジミンおはよー＾＾」

事務所の廊下でコーヒーを片手に作業室に入ろうとしてるヌナと出会った、

ｼﾞﾐﾝ「おはようヌナ＾＾早いね！」

黒のスキニーに大きめの白のパーカーのフードを被って、まだ少し眠そうに目を擦る仕草が可愛くて。

そのパーカー、ユンギヒョンのでしょ、ヒョンがよく着てるブランドだからすぐにわかった。

カスミ「あ、ジミン後で作業室に来てもらってもいいかな？曲の事で相談したいことがあるの^ ^」

初めてのヌナの作業室への招待に今すぐにでもいきたいけど、別のスケジュールが入ってしまっていた、

ｼﾞﾐﾝ「ごめんヌナ、、、今から別のスケジュールがあるから帰ってきてからでもいい？」

カスミ「うん、大丈夫！後でよろしくね＾＾」

やばい、、、どうしよう。

心臓が大きく脈を打って全然落ち着いてくれない、

仕事の話で呼び出されただけなのに、バカだなぁ俺。

ｼﾞﾐﾝ「マネヒョン！時間押してるよ！」

いつもなら寂しい個人スケジュールも今日は平気、早く終わらせて帰ろう。

＿＿＿＿＿＼ｺﾝｺﾝ／

ｼﾞﾐﾝ「ヌナただいまー、って、、寝てる？」

ヘッドホンをつけたまま椅子にもたれて眠るヌナ。

綺麗な肌、長い睫毛、ツヤツヤな唇、

こんなに近くでヌナを見たのは初めてで、吸い込まれるように寝顔を見つめてた。

カスミ「っん、、あ、ごめん寝ちゃってた。笑ジミナおかえり＾＾」

突然目を開けたヌナにドキドキしてると、冷静にPCを立ち上げて音源を流すヌナ。

本当にヌナの作る音は俺の心を捉えて離さない。

少し前まで音楽とは無縁の仕事をしてた人とは思えないくらい。

時にはその才能に嫉妬してしまいそうな程、

なのに、どうして辞めてしまうの？

俺はこれからもヌナの作る音楽に触れていたいのに、、、