Follow a Dream Ⅳ (ページ26)

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episode 176 Our bond ページ26

ﾕｼﾞﾝ「カスミヌナ！今日も一番ヌナが綺麗だよ＾＾」

泣き腫らした顔もユジンがメイクしてくれてすっかりいつも通りに見える、

ロングヘアを綺麗にアイロンしてくれて尚更髪が長く感じるなぁ、、、

カスミ「ユジン、歌謡祭が終わったら切ってくれない？バッサリショートもいいかも！笑」

ﾊﾝｷﾞｮﾙ「カスミは顔小さいからショートも似合うだろうな＾＾」

昨日の事が嘘みたいに和気あいあいとする楽屋にホッとする。

悩んだけれど、今日はユンギにもらったピアスを付けようって決めた。

今は話を聞いてくれないかもしれないけれど、どんな形でも側にいたかったから、、、

スタッフさんからの声掛けで、ステージ側の席に案内される。

私の近くにはTWICEとBIGBANGの皆さんがいた。

手を振ってくれる TWICEメンバーに挨拶をして席に着くと後ろの席にBTSが座っていた。

痛いほどの視線を感じたけれど、見えないふりをした。

そうでもしないと集中力が切れてしまいそう、

ｼﾞﾖﾝ「大丈夫？、元気ない？」

ジヨンさんが優しく声をかけてきてくれた。

カスミ「少し緊張してます。笑」

少し雑談をしてると、ジョングクと目が合った、

何かを訴えるような目をしてたけど、すぐに視線を逸らしてしまう。

そして始まった、歌謡祭本番！

TWICEのステージもBIGBANGのステージも最高に素敵だった！

出番を終えて戻ってきたジヨンさん、

ｼﾞﾖﾝ「カヒのパフォーマンス楽しみにしてるから！」

カスミ「はいっ、、、！」

舞台の側で待機してると、BTSのステージが始まった、

やっぱりカッコいい、皆最高だよ、、、

だから私も最高のステージにしてみせる。

ジョングクとの曲の代わりに歌う曲は、まだ世に出てない曲、、、

私がBTSの皆を思い浮かべて書いた大切な曲、《Our bond》

staff「カヒさんお願いします！」

ゆっくり深呼吸してステージに立った

長い髪を揺らして願うにギターをかき鳴らす。

どうか、どうかこの想いが届きますように、、、

歌い終わると空気が振動するほどの歓声が聴こえてくる、

BTSの座ってる席が視界に入ると、こちらを見てるのがわかった。

ありがとう、、、今はこれで十分。

その場を離れようとした時、突然足元が崩れる感覚に襲われた、

落ちる、、、！！

あまりにも一瞬の事で、頭を打った事も利き手を怪我した事もわからなかった、、、

そのまま何も考えられず意識を失ってしまった＿＿＿、