Follow a Dream Ⅳ (ページ14)

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episode 164 I can't be honest ページ14

※ﾕﾝｷﾞside

本当はあんなに冷たい態度なんて取るつもりはなかったんだ、

完全に俺のつまらない嫉妬で、カスミは何も悪くない。

撮影中も気まずい雰囲気にならないように明るく振る舞う彼女に、俺はなんてことをさせてるんだろうって、、、

デビューしてから俺の周りの音楽仲間もカスミの音楽と番組で見せる綺麗な姿にファンになるやつも多かった。

ファンの間で俺とカスミの熱愛説が出た時も、正直嬉しかった。

お似合いだって言って応援してくれる人がこんなに沢山いるんだって誇らしかったり。

でも、あのヒョジンってやつが突然現れてからカスミに対する世間の風当たりが強くなった。

二人がなんの関係もなくて、勝手に誤解を生むような事をしたあいつが悪いのに。

それは俺が一番カスミのことをわかってるから、なのに。

謝りにきたあいつになんで優しくするんだよ。

そんなことする必要なんてない。

優しすぎるから、勘違いされるんじゃないのか？

俺の前でも他のやつに優しく笑って手を差し伸べるのか、、、

カスミは俺だけのカスミなのに、、、

SNSで写真がまた出たのを知ったのは、打ち合わせがあるってマネヒョンにある事務所に連れてかれた時だ、

Valentineへの楽曲提供を俺に頼みたいって。

ｻﾗ「ユンギオッパとお仕事できるなんで夢見たい♡」

俺の顔を見るなりすぐに腕にしがみついてきたサラの腕をすぐに払い除ける、

ﾕﾝｷﾞ「触るな。これは仕事なんだ、わきまえろ。」

ふくれっ面になったサラだったけど、笑いながらスマホの画面を俺に見せる、

ｻﾗ「オッパ、これ見た？カヒさんとヒョジン、、、抱き合っちゃって仲良さそう〜、でもオッパがいるのにカヒさんて酷いなぁ」

一体誰に撮られたんだ、、、拡散されて酷い言葉がカスミをどんどん傷つける。

きっと今頃不安になってるはずだ、、、なのにカスミに連絡するのが気まずくて。

肝心な時にそばにいてやれないなんて、恋人として最低だ。

だからジョングクが怒るのも仕方ない、

でも俺だって辛いんだ、素直になればいいのに、自分がどうしたいのかわからない。

ﾕﾝｷﾞ「お前がカスミの恋人だったらよかったかもな、、、」

違う、そうじゃない。こんな事言いたいんじゃないのに、、、

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「、、、はぁ？、、、ヒョン何言ってんの？ヌナはユンギヒョンじゃないとダメなんだよ！、、、俺がどんな気持ちでヌナを諦めたか知らないくせに！」