episode 107 Distorted love ページ7
※テヒョンside
ジョングクと事務所からの帰り道、別にあんな嫌味な言い方するつもりはなかった。
純粋で優しいジョングクが俺も好きだから。
でもジョングク、、、
お前がヌナの手を離したのなら、俺がもらうよ。
ユンギヒョンはヌナが宿舎に泊まってる時、俺のこともかなり警戒してたから、狙ってるのバレたかな。
でもバレてもいいんだ、隠す必要はない。
体だけの関係だった女ともお別れした、
そんな軽い付き合いしかしてきたことがない俺は、ある意味本当の愛を知らない。
ユンギヒョンとヌナを見てて、羨ましかった。
俺もあんな風にカスミヌナに愛されたい。
________、
ずっとヌナと二人きりになりたくて機会をうかがってた。
その時に起こった流出騒ぎ、、、。
俺、パンPDが流したこと実は知ってたんだ。
だってパンPDに後押ししたのは俺だから。
良い音楽は皆と共有する方がいいでしょ?
それにこれからヌナともっと一緒にいられる口実にもなる。
面白いくらい、思い通りに事が運んでいく。
ずっと作業してた曲が出来て、これは絶対ヌナと一緒に歌うって決めてた、だから呼び出そうと思って。
、、、せっかくなら新しい部屋にきてもらおう。
まだ全然引っ越しもすんでないけど、二人きりになるには最高の場所。
仕事終わりに来てくれたヌナが着てる真っ白なレースのブラウス、色白のヌナによく似合ってる。
薄暗い部屋に二人きり、すぐ隣に座って可愛い笑顔を向けてくれるヌナ。
胸がザワザワする、微かに香るヌナの匂い、
ユンギヒョンからの電話に出ようとするヌナを止めると、胸の鼓動はどんどんうるさくなる。
もう限界だった。
自分が冷静な状態でいられなくて。
、、、、もう引き返せない。
抵抗するヌナの小さな体を押さえつけて、キスをする。
悪いことをしてるのに甘い香りに頭がぼーってして。
ヌナの真っ白なブラウスを見ると、余計汚したくなる。
ヌナの体に触って、全部溶けてなくなりそうなくらい気持ち良くて_____、
欲望のまま犯して、ヌナを傷つけて、、、最低だ。
でもそれ以上に嬉しかった。だってこうなることを望んでたから。
それくらい欲しかったんだ、、、。
歪んだ愛は俺の心を蝕んでいく。
テヒョン「カスミヌナ、、、今日の事ユンギヒョンに内緒にしてあげるから、これからも会ってくれるよね?」
我ながら、なんてひどい交換条件だろう____、
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作者名:Apple | 作成日時:2022年2月23日 22時