episode 147 Special guest ページ47
ユンギの淹れてくれたコーヒーを飲んで、すっきり眠気も覚めた。
二人でソファに座って、ただ黙ってのんびり過ごす時間が一番好き。
あんまり喋らない代わりに絶対に体のどこかは密着させてくるのがユンギの癖、大胆な時もあるくせに普段不器用な彼なりの愛情表現なのだろう。
そんなユンギが大好きだよ、、、
〜♪
ﾕﾝｷﾞ「ごめんカスミ、ちょっと待ってて」
スマホの着信がなると急いで部屋の外に出たユンギ。
どうしたんだろ、、、宅配便かな？
なんだか玄関が騒がしい感じ、、、
ﾕﾘ「カスミさん！ 久しぶりね＾＾」
カスミ「え！！ユリさん！？わー会いたかったです！！」
思わずユリさんにハグをすると、ユンギもリビングに入ってきた。
ﾕﾘ「カスミさん、ユンギから色々聞いたわよ。まさかユンギと同じ職業になるなんて、、、ビックリしたわ。大変な事も沢山あると思うけど、応援してるから＾＾ 」
私の手を握って優しく笑うユリさんを見てると、涙が出る。
カスミ「、、、っユリさん、私、、、後悔しないように頑張りますすっ、、すいません、」
ﾕﾘ「カスミさん、辛いことがあったら我慢しないで泣いたらいいのよ？、もう私たちは家族じゃない＾＾ 取り繕う必要はないわ。もしユンギが頼りなかったらいつでも釜山に来てちょうだい！」
ﾕﾝｷﾞ「叔母さん、、、笑 俺が側にいるから大丈夫だって。」
ﾕﾘ「あ！クムジェから預かってるものがあるの＾＾ カスミさんの為にってね」
テーブルに置かれた箱を開けると、私のデビュー祝いのケーキが入っていた。
クムジェさん、何でも作れちゃうんだなぁ。
カスミ「嬉しいです！ありがとうございます＾＾」
3人でケーキを突きながら、沢山話した。
楽しい時間はどうしてこんなに早く過ぎてしまうんだろう、、、
カスミ「ユリさん、今日は会えて嬉しかったです。また来てください！私もまたお邪魔します＾＾」
ﾕﾘ「本当はね、カスミほどの腕を持ってる人が美容の道を辞めてしまうなんて勿体ないって思ったのよ、、、でもあなたが決めた事ならそれを信じて頑張って＾＾ もし、戻りたくなったらいつでも言ってね？」
ユリさんの言葉が嬉しかったけど、一度決めた事は諦めずやってみたい。
逃げることは簡単だけど、中途半端に終わらせるのは嫌なんだ。
カスミ「次は私が歌ってるところを見てほしいです、ステージで！」
ユリさんを見送ると、ユンギがずっと私の手を握っていた＿＿＿＿、
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作者名：Apple | 作成日時：2022年2月23日 22時
