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episode 104 Courage to step forward ページ4

シーンと静まり返る室内。

私を見る皆さんの視線がじりじり痛かった。

色んな考えが頭の中を回る。

カスミ「パン社長、、、私はどうすればいいですか?」




パンPD「ちゃんとした楽曲としてリリースしたいと考えている。でも君の意見も尊重したい、カスミの気持ちを聞かせてくれるか?」


出来ることなら今の環境を壊したくない。




でもこんな私でもBTSの皆さんの役に立つなら、、、




パン社長とBTSメンバーの皆さんの真剣な眼差しに、覚悟を決める。


カスミ「わかりました。ただ、、、私の名前と顔だけは伏せてください。我儘言ってすいません、」



RM「ヌナ、、、」


パンPD「わかった。BTSのカムバック活動後から正式なレコーディングとMVの撮影をしよう、それまでは通常通りの仕事に励んでくれ。期待してるよ。」








_______帰宅後、


スマホのSNSの通知が鳴って開いてみると、
大好きな洋楽アーティストの更新通知と、トレンド入りしてるキーワードが並ぶ。


【BTS RM & SUGAとコラボ?謎の女性歌手の正体は?】


・声だけなのにすっごい引き込まれた!!

・何で音だけなの?

・Big Hitの新人?

・女とコラボとか嫉妬しかない、、、




当事者になって初めて、BTSの影響力を肌で感じた。



ユンギ「カスミ、、、大丈夫か?」


帰宅してからもずっと私の心配をしてくれたユンギ。


カスミ「ユンギ、私頑張るね。自分でもまだちゃんとわかってない感じだけど、絶対中途半端な事したくない。」

厳しい音楽業界に自分が入り込んでしまうなんて思っても見なかった。

でも最後までやり遂げたい。


ユンギ「カスミなら大丈夫だ、、、こっちきて」


体を引き寄せ優しく抱きしめてくれるユンギの香りが、頑なになった心を癒してくれる。


ユンギが側にいてくれるだけで、何も怖くないよ_____、





いつも通り、明日からの仕事に集中しなきゃ。

今夜はもう寝ようとベッドに入ると、スマホの着信が鳴る。


、、、もうこんな時間に誰?


ディスプレイの名前も見ずに電話に出る。





カスミ「もしもし、、、?」



テヒョン「、、、ヌナ?起きてる?」



カスミ「テヒョン?、どうしたの?明日仕事だからもう寝るよー、」




テヒョン「眠そうなヌナの声も可愛い。笑 ねぇ、明日の夜時間ある?この地図の場所に来てね、絶対。待ってるから。」





テヒョンは言いたいことだけ言って電話を切ってしまった。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , SUGA   
作品ジャンル:タレント
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作者名:Apple | 作成日時:2022年2月23日 22時

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