episode 126 Self in the mirror ページ26
ﾊﾝｷﾞｮﾙ「カスミ、、、大丈夫？」
落ち込んでる私を心配してくれるオッパの優しさが沁みた。
カスミ「、、、大丈夫です。」
本当は大丈夫じゃないしすごく悲しいけれど、上の人が決めたことなら仕方ない、、、
こちらから意見する権限は持ち合わせていない。
落ち込んでても何にもならないし、今は集中しなきゃ。
ﾊﾝｷﾞｮﾙ『げんき、、、だして！』
突然日本語で話しかけてきたオッパに驚いた。
カスミ「えっ！オッパ日本語話せるんですか？！」
ﾊﾝｷﾞｮﾙ「少しだけね。笑 大学時代に大阪に留学してたことがあるんだよ＾＾」
まさか今日本の話ができるなんて、、、うれしいなぁ。
オッパの留学話を聞かせてもらって楽しくて、さっきのブルーな気持ちもどこかに行ってしまった。
ありがとう、、、オッパ。
スタジオに到着すると、大きな声で私の名前を呼ぶ声がした。
ﾃﾋｮﾝ「カスミヌナー！ おはよう＾＾」
ハイブランドの私服に身を包んだテヒョンが抱きついてくる。
カスミ「おはようテヒョン、、、あー！ヨンタンちゃん！！」
テヒョンの腕にはヨンタンちゃんがいて、思わず抱っこする。
久しぶりに見るヨンタンちゃんは前よりも大きくなってて、モフモフ具合もレベルアップしてた。笑
ﾃﾋｮﾝ「ヌナ、あのマネージャーって人ともう仲良くなったんだね、、、妬けちゃうなぁ、」
カスミ「仲良くって、、、仕事なんだから当たり前でしょ。笑」
あ、、、そうだ。テヒョンに伝えないと、、、
カスミ「テヒョン、、、今日のヘアメイク、私の担当じゃなくなったみたいなんだ、、、残念だけどごめんね、」
ﾃﾋｮﾝ「え、、、なんで！？、ヌナ以外の人は嫌だよ！、」
ﾊﾟﾝPD「テヒョナ、済まないが諦めてくれ。」
突然話に割って入るパン社長、
ﾊﾟﾝPD「カスミ、君には申し訳ないことをしてると思っている。だが今日は裏方の仕事は忘れてこの撮影にだけ集中してくれ。」
カスミ「わかりました、、、」
ﾃﾋｮﾝ「ヌナ、、、」
スタッフさんの合図でヘアメイクが始まる。
自分がまさかメイクされる側になるなんて夢にも思わなかった、
スタイリストさんが持ってきた白いキャミワンピースに着替えてヘアメイクをしてもらう。
長い髪をゆるく巻いて、メイクはほぼナチュラル。
顔が映らない分、飾る必要はないだろう。
鏡に写る自分がいつもと違っててぎこちないけど、
今はそんな気持ちにも蓋をしよう、、、
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作者名：Apple | 作成日時：2022年2月23日 22時
