episode 103 流出騒動 ページ3
釜山からの幸せな帰り道、ユンギからの言葉に頭が真っ白になった。
カスミ「音源流出？？、、、なんで？」
ﾕﾝｷﾞ「わからない、、、でも公式からって事は事務所の人間だろ。、、、この前パンPDに音源渡しちゃったから、もしかしたら、、、」
爪を噛んで少しイライラした様子のユンギ。
でもパン社長が？
なんの断りもしないでそんな事をする方とは思えない。
些細なことでも気遣ってくださる優しい人だから。
ユンギに促されて動画サイトを開く。
そこにはなんの映像もない。
でも確かにこの前３人で一緒にレコーディングした歌だった。
《title：Even if you are far away RM＋SUGA 》
私の名前は伏せてあって、ひと安心。
でも、、、
カスミ「嘘、、、再生回数500万回って、、、」
スマホを持つ手が震える。
とにかく帰ったらすぐパン社長に連絡しなきゃ、、、
ﾕﾝｷﾞ「、、、カスミ、大丈夫だよ。俺がついてるから。」
ユンギの言葉に安心した。
そうだ。これからもずっとユンギが側にいてくれる。
だから大丈夫＿＿＿＿＿＿＿、
Big HIt事務所＿＿＿＿＿＿、
夜遅い時間だったけど、到着するとBTSメンバーも全員集まっていた。
私を見るなり開口一番に謝ってきたナムジュンさん。
RM「ヌナ、、、ごめんなさい。ちゃんと約束してたのに、、、こんなことになってしまって、、、」
カスミ「そんな！頭を上げてください！ナムジュンさんはなんにも悪くないですから＾＾ 」
ﾕﾝｷﾞ「、、、パンPDまだ来ないの？」
低い声でマネージャーさんに聞いてるユンギはかなり怒ってる。
ﾊﾟﾝPD「待たせたね、、、お前たちも全員来てたのか？」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「パンPDなんですか？動画サイトにアップしたの。この前言いましたよね？これはヌナのためにも非公開にしないといけなかったのに、、、」
社長に詰め寄るジョングク。
すると、いつもの優しい表情とは少し違うパン社長に戸惑ってしまう。
ﾊﾟﾝPD「カスミ、、、黙ってやってしまったことは申し訳なかった。しかしね、あの再生回数を見ただろ？、、、楽曲の完成度も勿論だが、君の声はこの世界で通用する。ユンギ、それはお前が一番わかってるんじゃないのか？」
パン社長の言葉に黙ってしまったユンギと、メンバーの皆さん。
ﾊﾟﾝPD「カスミ、強制はしないがこれはビジネスだ。、、、賢い君ならわかるだろう？」
心臓の音だけが耳に響いた＿＿＿＿＿、
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作者名：Apple | 作成日時：2022年2月23日 22時
