episode 116 Your whereabouts ページ16
※ユンギside
ユンギ「カスミ、パンPDに何か言われたの、、、?」
カスミ「あ、、、パン社長がオーナーの所に来たんだって。それで、、、自分の中でも色々考えなきゃいけないタイミングだったんだなって思って。結果的には社長は関係ないよ、、、」
コーヒーを飲みながら伏し目がちになるカスミを俺は見逃さなかった。
カスミの小さな手を握って顔を覗き込む。
カスミ「、、、でも本当はね,寂しいんだ。韓国に来て初めて人間関係を築けた場所だったし、これから一緒に仕事できなくなっちゃうんだなぁって、、、会えなくなるわけじゃないのにね。笑」
潤むカスミの目を見て、どれだけ彼女が大切にしてきたのか、痛いほど伝わってきた。
ユンギ「カスミ、おいで、、、」
彼女をソファに座らせて、抱きしめる。
ユンギ「カスミの居場所はここだよ、、、ずっと俺の隣。何があっても離れないから、、、俺、年下だし頼りないかもしれないけど、我慢とかしないで、カスミの事解りたいんだ、、、」
しばらく黙った後、俺の背中に手をまわすカスミ、
カスミ「ユンギ、、、ありがとう。大好きだよ、、、私そろそろ引っ越しの準備始めなきゃね。笑」
今日俺が考えてた事と同じで、それが嬉しかった。
指と指が絡んで、見つめ合ってキスをする。
カスミとの甘い時間はさっきまで張り詰めてた心を溶かしていく、、、
_______、
あっという間にカムバック期間が終わって、事務所の会議室で打ち合わせ。
今日の主人公は間違いなくカスミ。
開始早々、パンPDがMVにカスミを出演させるって、、、
PDに思わず噛みついてしまったけど、まさかテヒョンがあんな提案をしてくるなんて思ってなかった。
しかも自分が共演したいなんて。
仕事だからと割り切ってるんだろう、カスミは隣でパンPDや他のスタッフの話に頷いてる。
本当なら俺がやりたい、、、けどそれは避けるべきだと思う、悔しいけど。
それにそういう恋愛的設定は俺じゃなくて、テヒョンの方が似合ってる気がする、、、
作った楽曲がラブソングなのを、我ながら初めて恨んだ。
テヒョン「じゃあ決まりだね!、よろしくね、ヌナ^^」
ふとテヒョンが座ってる方を見ると、意味深そうな表情で俺を見てる。
なんなんだ、?
ジョングクもボーッとした様子でカスミをじっと見つめてる。
来週から撮影も始まる、
湧き上がる感情を抑えて唇を噛んだ_______、
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作者名:Apple | 作成日時:2022年2月23日 22時