episode 113 comeback ページ13
遂にBTSカムバック!
ここ数日のハラハラした気持ちは心の奥に押し込んで、仕事に集中しなきゃ。
メイクルームに入ってくるメンバーの皆さんを順番に仕上げていく。
ジン「やーヌナ!今日もカッコよくしてくれてありがとう!^^」
ホソク「楽しみだなー!」
気合十分な笑顔が眩しいジンさんとホソクさん。
ジョングク「ヌナ、、、なんか元気ない?大丈夫?」
ジョングクって本当に鋭いな、
カスミ「大丈夫だよ、ありがとうジョングク^^」
次のメイクはテヒョン、、、
この間の事,もう気にしてないって言えば嘘になるけど、平気なふりをするのは得意だから。
ヘアアイロンに手を伸ばそうとすると、小さな声で。
テヒョン「、、、今日のステージ、ちゃんと俺を見てて?、頑張るから、」
カスミ「ちゃんと見てるよ、応援してるね^^」
ヘアメイクの最後はユンギ、ホワイトアッシュのカラーがよく似合ってる。
カスミ「出来ました^^、、、ユンギ?」
どうしたんだろう、、、いつになくボーッとしてるユンギ。
ユンギ「、、、っあ、ごめん。うん、ありがとうカスミ、」
久しぶりのカムバックで緊張してるのかな?
全員の準備が完了すると、円陣をくみ出す皆さん。
ジミン「カスミヌナー!、ヌナもこっちきて!」
私の手を引いて円陣の中に加えたジミンさん。
カスミ「私なんかが入っちゃっていいんですか?、、」
RM「なんかじゃないよヌナ^^、ヌナも大切な家族なんだから!」
ナムジュンさんの優しい言葉がくすぐったい。
カムバックステージをステージ袖から見させてもらうと、パワフルなダンス、伸びやかなボーカルライン、キレのあるラップライン、ファンの声援、、、全部が混ざり合って、胸が苦しくなる。
カスミ「、、、カッコいいなぁ、、、」
感極まって、自然と涙が出る。
こんな近くで彼らを見られて、一緒に仕事ができて本当に幸せだ。
パンPD「カスミ、、、どうした?泣いてるのか?笑」
カスミ「パン社長!!、、すいません、感動しちゃって。笑」
そうだ、この前の事報告しなきゃ。
カスミ「パン社長、、、先日オーナーから伺いました。、、、美容師の仕事は区切りをつけることにしました。、、、これからはBTSの為に努めます!気にかけて頂いて感謝してます。」
私の顔をみる社長は満足げな笑みを浮かべて。
これから自分が思い描く未来が大きく変わるなんて、
私はまだ知らなかった。
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作者名:Apple | 作成日時:2022年2月23日 22時