episode 102 Forerunner ページ2
※ジョングクside
真っ直ぐ俺を見据えたテヒョニヒョンは、冷たい氷みたいな目をしてる。
テヒョン「そうだね、ジョングガは純粋なやつだから、そう思ってあげられるよね、、、俺はそんなふうに思ってあげられない、我慢しない」
俺の肩を叩くと、また宿舎と反対の方向へ行ってしまったテヒョニヒョン。
ジョングク「ヒョン!どこ行くの?!、」
本当にマイペースで行動の読めないヒョンだな。
俺は初めて知った。
一番近くでそばにいてくれた人が、こんなにも怖い人だったなんて。
__________、
昨日今日と久々の連休。
ユンギヒョンは昨日からカスミヌナと出掛けてる。
確か、釜山に住んでる叔母さんのところに。
そういえば、ユンギヒョンとカスミヌナの出会いはその叔母さんがきっかけだったな。
今思えば、身内が公認ってことだよな。
俺って今更だけどバカだ、、、テヒョニヒョンもどうするつもりなんだろう。
ダメだ。篭ってたら変な考え事ばっかり!
ニット帽を深く被って事務所の練習室に向かうと、ホビヒョンも来てた。
ホソク「おージョングク!一緒に練習するか?^^」
ホビヒョンの優しい笑顔に安心する。
二人で倒れそうになるまでステップを刻む。
ジョングク「はぁ、はぁ、、、ヒョンgive up、、、」
ホソク「JK〜笑、休憩するか!」
ミネラルウォーターを口に含む。
ジョングク「ホビヒョン、、、その、ユンギヒョンとヌナの事、どう思う?」
俺の質問に一瞬え?って顔したけど、
ホソク「俺は二人が幸せならそれでいいよ^^ それよりさ、この前ここでヌナが歌った音源流したじゃん、あれが忘れられなくて勝手に振付考えた!」
そう言うと、イントロから鼻歌でダンスを始めるホビヒョン。
ジョングク「そういえば、パンPDあの音源どうしたんだろう、、、」
〜♪
あ、SNSの通知か。
え?新曲?動画?なんのこと?何も知らない。
急いで動画サイトの公式ページを開く。
ジョングク「、、、は?」
《title:Even if you are far away RM+SUGA 》
真っ暗な背景に音源のみシンプルな動画。
耳を疑った。
約束と違う。
でもはっきりとヌナの綺麗なハイトーンボイスが響いて。
俺の動揺と比例するかのように恐ろしいほど伸びていく再生回数。
ジョングク「ホビヒョン!これ見て!早くヒョン達に知らせないと、、、」
_________、
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作者名:Apple | 作成日時:2022年2月23日 22時