episode 101 悪魔の囁き ページ1
※ｼﾞｮﾝｸﾞｸside
ﾃﾋｮﾝ「ジョングガー！まだダンス練習続けるの？」
もうすぐカムバックが近づいてくる頃，毎日のようにダンス練習・ボイストレーニングに励んでいた。
大切なARMYにカッコいい姿をみてもらいたいから。
それに、、、余計なことも考えなくて済むでしょ、
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「あ！もうこんな時間！ヒョン待って、一緒に帰る！」
夜風が気持ちいい、、、
川沿いを通る帰り道は大好きな場所のひとつ。
いつかヌナがお気に入りだと言った、帰り道のルート。
ヌナのことを諦める代わりに、ヌナが好きなものは共有させてね。
これくらいなら許されるでしょ？
ﾃﾋｮﾝ「そういえばさ、もうカスミヌナの事は吹っ切れたの？最近前よりも明るい顔してると思って、」
ヒョンは本当に人の事よく見てるよね、
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「、、、うん。だってさ、無理でしょ。あの事件の時のヌナを見たらユンギヒョンの事が一番大事なんだなって、、、好きな人のために命をかけるなんて、すごいよね、、、でも、ヒョンが羨ましい、」
ﾃﾋｮﾝ「、、、そっかぁ、じゃあライバルが一人減ったわけだ。」
俺の方を振り返るテヒョニヒョン、その表情は見たこともない顔だった。
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「、、、え？」
ﾃﾋｮﾝ「俺もヌナのこと好きになっちゃったから。、、、絶対欲しいものは手に入れる。ユンギヒョンがいようが関係ない。だって最後に選ぶのはカスミヌナなんだから、、、」
心臓が持っていかれそうなほどの衝撃が走る、
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ヒョン、、、本気なの？、、、正直にいうけどいくらヒョンでも無理だよ。ヌナは何があっても絶対なびかない、」
ﾃﾋｮﾝ「そんなだから甘いんだよジョングガ、、、優しすぎる。本当に欲しいなら力づくでも奪わなきゃ。恋人がいる人を好きになるってことはそういう事だよ、」
夜空に手を伸ばしながら俺を見るテヒョニヒョンが悪魔のような、でも美しく見えた。
でもヒョン、簡単に言わないで。全部知らないくせに。
俺がどれだけ恋焦がれて、望んで、人には話せない事もして、、、
それでも愛してくれる事はなくて。
何度も泣いて、言い聞かせてきた。自分に嘘をついてでも。
ヌナの幸せを願って。
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「、、、ヒョンの好きにすればいいよ。、、、でもヌナを泣かせるようなことしたら、絶対許さないから。俺はただヌナに幸せになってほしいだけなんだよ、、、」
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作者名：Apple | 作成日時：2022年2月23日 22時
