episode 210 焦ったい花言葉 ページ10
どんどん進行していく収録を見守る暇もなく、メンバーの人達から質問攻めにあう羽目にあった。
「こんなの初めてだから全然わかんないよぉ、、、ルカさんだったらどんな風に作りますか？」
ルカ「私がアドバイスしちゃったらルール違反ですよ？頑張って！笑」
「えー、、」
独り言を呟きながら試行錯誤してる姿が可愛らしいドギョムさん。
「ドギョマ〜大丈夫だ！俺もそんな感じだから！笑」
あっけらかんと笑ってるのはエスクプスさん。
そんなやり取りを見て笑ってるディエイトさん、バーノンさん、ディノさん。
逆に集中して黙々と作業を進めてるジョシュアさん、ジュンさん、ウジさん。
何かひそひそウォヌさんと話しながらマイペースに作業を進めるミンギュは、時折こっちをチラチラ気にしてるみたいだ。
お世辞にも広いとは言えない店内で、嫌ってほど距離は近くなってしまうから。
こんな状況で誰が見てるかわからないのに、すれ違う時は私の着ているシャツの裾に触れるミンギュ。
バレないか内心ドキドキしてる私を他所に、何事もなかったみたいに、、、狡いよ＿＿＿＿＿＿＿、
「あのー、、、ルカさん？」
いけないっ、、、ついぼーっとしちゃってた。
肩につくほどの髪を緩く束ねて、まるで美少女みたいに綺麗なジョンハンさんが、完成した花束を持ってきた。
近くで見ると、本当に美人さんだなぁ、、、
、、、ん？ この感覚、前にも感じたことが？
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「俺のメインはこの２本のバラ！バラは１０月の誕生花なんだって＾＾ それと、、、この本数は［この世界は貴方と私だけ］って意味だよ」
ルカ「へぇ、、、すごく綺麗ですね＾＾ ロマンチックで意味が深くて、、、とても良いと思いますよ！渡された女性は幸せでしょうね＾＾」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「やった！褒められた＾＾ じゃあこれはルカさんにプレゼントしてあげる」
ジョンハンさん、、、嬉しいけど周囲からの目がちょっと怖いなぁ。
「次は俺の、、、見てくれますか？」
大きな体を縮めてピンクと白を基調にした花束を見せてくれた彼。
ルカ「どうぞ？、、、ミンギュさん、」
ﾐﾝｷﾞｭ「霞草とこの綺麗な花をメインにしてみました、、どうかな？」
この花は、ブーゲンビリア。 花言葉は、［貴方しか見えない］
ﾐﾝｷﾞｭ「大切な人のことを考えながら作りました。自分の気持ちが伝わるように、」
本当に狡いよ、ミンギュ、、、
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作者名：Apple | 作成日時：2023年7月24日 10時
