episode 203 想いを伝えた夜 ページ3
※ﾐﾝｷﾞｭside
ヌナの指が俺の髪に触れた瞬間、正直な気持ちを伝えるなら今しかないと思った。
ルカ「っえ？、、、」
ﾐﾝｷﾞｭ「ごめん、、、急過ぎたよね。でも俺、、本気だから。ヌナの事、、、好きになったから、」
ルカ「ダメだよミンギュ、、、私なんかよりもっと良い人が、」
ﾐﾝｷﾞｭ「俺はヌナが良い。ヌナじゃないとダメなんだ、、、」
戸惑いながら、それでも俺の目を見てくれるヌナに。
もっと触れたくなる。
＿＿＿＿「ミンギュにはわかんないよ。俺がどれだけルカを想ってるか」、
ジョングクは俺にそう言ったよな。
あの時はわからなかったよ。
だからヌナと出会った時、落ち込んでるお前にヌナと会わせることが出来たらって心からそう思ってた。
でも今、自分がお前と同じ気持ちになってわかったよ。
ごめんな、ジョングク＿＿＿＿＿
狡い事してるってわかってるけど、俺にとっては幸運なことだった。
ジョングクの事を忘れてしまったヌナの隣は、空席のまま。
ﾐﾝｷﾞｭ「ルカヌナ、、、俺と付き合ってくれませんか？」
鼓動の音が空気に触れて、ヌナにまで聞こえてしまっているんじゃないかって錯覚するくらい、俺は緊張していた。
口にしてから、フラれてしまったらどうしようって。
今更カッコ悪いことを、、、
ルカ「えっと、、、ミンギュ、ありがとう。嬉しいよ＾＾ けど、、、私達まだお互い知らないことばっかりじゃない？、、だから、友達？から、、、で良ければ、」
ﾐﾝｷﾞｭ「、、うん。わかった＾＾ ヌナ、、、もうちょっとこっち来て？」
ルカ「ん？」
優しく笑ってるヌナにまた疼く心を何とか落ち着かせて、抱き寄せる。
ﾐﾝｷﾞｭ「ヌナ、、、好きだ、、、俺頑張るから、、早く恋人に昇格できるように、」
ルカ「、、っ、ミンギュ、ありがとう、、、私も、好きだよ、」
ヌナの柔らかい首筋に唇を当てると、本当は唇にキスしたい気持ちを何とか理性で保って。
同時に、儚くて壊れやすいように見えたヌナを。
絶対傷つけないって心に誓ったんだ＿＿＿＿＿＿、
「ミンギュヤ、、この間からやたらと機嫌いいな。笑 何か良いことでもあったの？＾＾」
ﾐﾝｷﾞｭ「シュアヒョン、、、別に？内緒です笑」
それくらい、この時の俺は周りにバレるくらい浮かれていた。
〜♪
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ連絡しなくてごめん。近いうち会えるか?
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作者名：Apple | 作成日時：2023年7月24日 10時
