episode 216 熱視線 ページ16
ルカ「ミンギュ、宿舎って？」
ﾐﾝｷﾞｭ「俺達が住んでる家だよ＾＾ はいこれ！ヌナの好きなキャラメルマキアート＾＾」
助手席に座った私にコーヒーを渡してくれたミンギュはいつもより照れくさそうに笑っていた。
ｼﾞｮｼｭｱ「もう全員揃ってるってスングァンからメッセージきたよ＾＾」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「ミンギュヤー、カッコつけなくてもいいから安全運転でお願いしまーす」
ﾐﾝｷﾞｭ「え？笑」
終始ジョンハンさんとジョシュアさんにいじられながら運転してるミンギュ。
ハンドルを握る姿が絵になっていて、思わず見惚れてしまった。
ﾐﾝｷﾞｭ「ヌナ？どうしたの？」
ルカ「ううん！何でも、、、」
視線に気づいたミンギュに急に恥ずかしくなって、コーヒーに口をつけて誤魔化した。
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「・・・・・・」
暫く走った車は、とある大きな門扉のあるマンションに入って行く。
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「到着〜。ヌナ行くよ！俺達の宿舎はここの一番上ね＾＾」
ルカ「え！！？」
広いエントランスを抜けるとエレベーターを２回乗り継いで。
鏡張りのエレベーターなんて初めて、、、の筈なのに。
既視感があるのはどうしてだろう。
随分前にも、こんな事があった気がする。
でもまた何かが邪魔して思い出せない。
そういえば前に電車の中で見たあの人達、、、何て書いてあったっけ？
あ。そうだ、、、確か、、、BTSって人達。
どうして今こんな事を思い出したんだろう。
今考えている事と何の関係もないのに、、、
「ヌナ、ここが宿舎だよ！」
私の背中を撫でたミンギュの指の感触で我に返った瞬間、勢いよく玄関の扉が開いた。
「ルカヌナー！待ってましたよ〜！！」
いきなり飛び出てきてハグしてきたのはホシさんだった。
ﾐﾝｷﾞｭ「ちょっ！、、俺のヌナに何すんだよ！！」
「もうーヒョン！皆が揃ってから飲もうって言ったのに、、、ごめんなさいヌナ＞_＜」
謝りながらホシさんを回収していったのはディノさん。笑
「どうぞ上ってください＾＾」って満面の笑みのジュンさんがすごく眩しい。
でもそれ以上に、
こんな状況でも私の手を取って離そうとせず、反対に見せつけるように体を密着させるミンギュにドキドキしていた。
ﾐﾝｷﾞｭ「本当はね、今日ここに連れてきたのは皆にヌナを紹介したかったからなんだ。、、その、、、俺の恋人ですって、」＿＿＿＿＿＿、
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作者名：Apple | 作成日時：2023年7月24日 10時
