彼女は傷つかない５［BTS］ (ページ12)

今日:103 hit、昨日:155 hit、合計:51,148 hit

episode 212 噂の彼女ページ12

※ﾐﾝｷﾞｭside

「皆さんお疲れ様でした！本日のスケジュールは以上です。」

スタッフからの退勤の合図に全員で伸びをする。

ﾎｼ「よっしゃー！帰ろう帰ろう！」

スマホの電源を入れて、ヌナからメッセージが届いてないか確認するのが癖になっていた。

「ミンギュヤ、、、可愛かったね、ヌナ」

「、、えっ！？」

慌ててスマホを伏せるとニタニタと笑ってるジョンハニヒョン。

「何々？何の話？」ってボノニ達も群がってくる。

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「今日のロケで一緒だった女の人、皆どう思った？」

ｳｫﾇ「あ、ルカさんだよね？可愛い人だったなぁ、、、」

ﾄﾞｷﾞｮﾑ「隣に立ってたらすっごい良い匂いした！」

ﾃﾞｨﾉ「ヒョンが言ったらいやらしく聞こえる、、、」

ｳｼﾞ「優しくて感じの良い人だったな＾＾」

ｽﾝｸﾞｧﾝ「俺めっちゃタイプだったかも、、、また会いたいなぁ、」

口々にヌナを絶賛するメンバーと、俺の様子に気がついたのかシュアヒョンが俺の顔を覗き込んでくる。

ｼﾞｮｼｭｱ「ミンギュヤ？どうした？お前もルカさんの事気になってる？笑」

ﾐﾝｷﾞｭ「、っ、、俺は別に、、」

ｼﾞｮｼｭｱ「そうなの？俺も可愛い人だなって思ったけどなぁ〜、ミンギュはかなりの面喰いなんだね。笑」

ルカさん、ルカさん、って。

俺のヌナの名前を口にするメンバーにまで嫉妬してしまって、思わず唇を噛んだ。

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「ミンギュヤ。ちゃんと俺の彼女ですって宣言しておかないと、、他の奴に奪られるかもよ？」

ﾐﾝｷﾞｭ「、、、ジョンハニヒョン、何で知ってるの？」

小声で耳打ちしてきたヒョンの言葉が疑問だった。

ｼﾞｮﾝﾊﾝ「、、まぁ俺って意外と情報通だからさぁ。それより会いたいなら行けよ。ヌナのところにさ＾＾」

答えになってないヒョンの事が引っ掛かったけど、マネヒョンを適当に誤魔化してヌナの家に向かった。

もらった合鍵で部屋に入るのも板についてきて、玄関からリビングに入ってアロマを焚くのがいつものルーティーン。

「はぁ、、、」

今夜は釈明しないといけないことが沢山あるのに。

芸能人だって事を隠していたのは、ヌナがジョングクの事を思い出すんじゃないかって怖かったからだけど、勿論そんな事話せるはずがないし、、、

ルカもうすぐ帰るから待っててね。大好きだよ、ミンギュ。

俺の不安は、ヌナがくれた愛の言葉で一気に払拭されてしまった。