episode 48 Don't be known ページ48
、、、いまジョングクさんはなんて言った？
好き？私を？、、、
あの夜の事？こんなことしたって、、、
思い出そうとするほど、記憶は曖昧になっていく、、、
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「、、、初めて会った時からカスミヌナの事が好きだった。 ユンギヒョンがヌナに告白する前にヒョンに宣戦布告してたんだ、惚れてるって、、、でもヌナとヒョンが付き合い始めて、、っ二人の幸せっ、応援しなきゃってわかってたけど、、止まらないんだよヌナ、、、好きなんだ、、、」
私を押し倒す体勢で、重なる手のひら。
潤んだジョングクさんの目から落ちる涙が私の頬を伝う、、
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「連絡先を聞いたのだって、バーに呼び出したのだって、ヌナの事全部知りたかったからだよ、、、俺言ったでしょ？ もっと教えてって、、、」
ジョングクさんの唇が微かに震えてる、
溜まった感情を全部吐き出すような叫びに、何も言葉が出ない。
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「、、、日本での仕事が決まった時、チャンスだと思った、、、ヒョンには悪いけど、、、どうしてもヌナが欲しかった。、、、ずるい奴で最低なのはわかってる、、、ごめんヌナっ、、、俺、、、止まらなかったんだ、、」
頭が混乱していた。
お酒に酔って、ホテルに運ばれて、無理やり体をこじ開けられたの、、、？
病室で目を覚ます前に見てた夢を思い出す。
あの香りはジョングクさんの香水の香りに似てた。
触れられた感触が鮮明だったのも、体の中の記憶なの、、、？
ずくずく痛いくらい動く心臓、重なるジョングクさんの手は熱いのに、自分の血の気が引いて冷たくなっていくのがわかる、、、
どうしよう、、、私は、、なんてことを、、、
ユンギ、、、ごめんなさい、、、
絶対ユンギに知られたくない。 知られてはいけない。
同意ではなかったけれど、眠った体で行為を受け入れてしまったのは事実なんだ、、、
後悔、裏切り、、、この言葉が私の心を蝕んでいく、、、
カスミ「、、、ごめんなさい、ジョングクさんの気持ちを受け入れることは出来ません。、、、お願いっ、お願いだから、、ユンギには絶対言わないで、、！っ、ユンギを傷つけたくない、、、」
脳裏をよぎるユンギの優しい笑顔にさらに胸を締め付けられる。
失いたくない、、、
懇願する目からは涙が溢れる。
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「、、、わかってるよヌナ、、、でも最後に、最後でいいから俺のお願い聞いてくれる、、、？」
＿＿＿＿＿、
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作者名：Apple | 作成日時：2022年1月3日 20時
