episode 46 Painful feelings ページ46
※ﾕﾝｷﾞside
「俺、、、まだヌナの事が好きです」
ジョングクの偽りのない真っ直ぐな言葉が胸の中を抉る。
バクバク心臓が鳴り止まない、焦ってる俺。
ﾕﾝｷﾞ「ジョングガ、お前、、、」
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「俺だって苦しいんだ！！、、、もうこの気持ちをどうしたらいいのかわからない、、、ユンギヒョン、こんな事いうのはダメだってわかってるけど、、、ヌナに、、、俺の気持ちを伝えたらダメ、、、？、」
は？
何言ってんのお前、ダメに決まってるだろ？
イライラして、もう言葉に出すのも面倒に思って
宿舎を出て行こうとする。
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ヒョン待って！、、、違うんだ、、、告白してちゃんと振られないと気持ちの整理がつかないと思ったから、、、っだから、、、許してっ、、くださいっ、、」
流れる涙を拭うこともなく俺の腕に縋りつくジョングクを見ていると、俺まで苦しくなる。
お前そんなにカスミの事が、、、
、、、でも悪い、お前が思う以上に俺も彼女を愛してるんだ。
それに絶対カスミはジョングクを選ばない、、、
ﾕﾝｷﾞ「、、、わかった、好きにしろ。」
＿＿＿＿＿＿＿MV撮影日、
ジョングクと俺は数日前のやり取りなんてなかったように《普通》に過ごしていた。
相変わらずカスミは手際よくメイクを進めてくれる。
今日は急遽テヒョンのメイクも担当していて、終始嬉しそうなテヒョン。
撮影も佳境に入って監督からのカットがかかればカスミのもとへ急ごうとしたその時、、、
「きゃー！！！」
俺たちの目の前で倒れたカスミ、、、
ﾕﾝｷﾞ「カスミ！、おいしっかりしろ！」
すぐさま駆け寄るメンバー、慌てるスタッフ、叫ぶ俺、
救急車に連絡した旨を伝えてくるマネヒョン、、、
どうしていいか内心焦る俺を遮るように、カスミを抱えようとする人影、、、、
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ヌナ！！大丈夫ですか！？ 俺救急車の所まで運びます、、」
俺にアイコンタクトするジョングクに「、、、頼む」って。
カスミを運ぶジョングクの後ろ姿をただ見つめることしか出来なかった、、、
そのまま病院まで付き添って行ったジョングク。
俺も早く向かわないと、、、
怖かった、この間に二人に何かあったらって。
案内された病室には眠るカスミとカスミの手を握ったジョングク。
ﾕﾝｷﾞ「ありがとう、、俺がついてるから、」
半ば強引に追い出してしまった、、、
不安な気持ちを拭うように、眠るカスミの手を握り締めた、、、
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作者名：Apple | 作成日時：2022年1月3日 20時
