Follow a Dream (ページ40)

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episode 40 心の鍵ページ40

※ｼﾞｮﾝｸﾞｸside

ユンギヒョンが宿舎を出るって話を聞いた時、寂しいとかそんな感情じゃなくて、

ヌナと一緒に暮らすのかな、、、ってまた嫉妬。

自分ではわからなかったけど、暗い顔をしてたんだろうな、テヒョニヒョンがずっと心配してくれてた。

表情管理もできないなんて、プロとして最低だ。
最近の振る舞いを振り返るとそんな事が多くなってる。
たまにホビヒョンに注意されるけど、最後には俺を気遣ってくれる優しいヒョン。

どうせ報われない恋、、、
周りはユンギヒョンとカスミヌナの幸せを想ってる。

俺は常に自分に言い聞かせて、心の扉に鍵を掛けた。

そんな日、パンPDから日本への個人スケジュールがあると伝えられた。
ヒョン達がいないのは寂しいけど、大好きな日本での仕事に胸が踊る。

マネヒョンとスケジュールの打ち合わせをしていると、なんとヌナを空港まで送っていくという。

ヌナも日本での仕事で俺とほぼ来日期間が被っていた。

なんなんだよ、神様は意地悪だ。
諦めようと心に決めた途端、俺の中の悪魔がざわつき出す。

日本での最初の仕事が終わってから、ヌナにメッセージを送った、
スマホを握る手が震えてる、、、

カスミ「空き時間にご飯行きましょうか＾＾」

ドキドキして、顔が赤くなる。
ヌナと二人だけ、ユンギヒョンがいない日本。
俺はありもしない何かに期待しながら、その日のために全力で仕事に励む。

個人スケジュールを一通り終えてヌナに連絡すると、ヌナも仕事が落ち着いたって教えてくれた。

一緒に行くのはまずいからって、ヌナおすすめの個室の和食屋さんの地図を送ってくれる。

到着すると「ジョングクさん、お仕事お疲れ様でした＾＾」って笑ってくれるヌナ。

仕事の時と違って柔らかい雰囲気のヌナ、、、ユンギヒョンの顔が脳裏をよぎる。

ずるいなヒョンは。可愛いヌナを独り占めできて。

美味しいご飯を食べながら、他愛のない話。

自然に強いお酒をヌナに進めると仕事終わりでほっとしたのか飲んでくれる。

、、、飲ませすぎたかな、

ニコニコ上機嫌で頬を赤くしてるヌナが可愛くて、
思わずだきしめたくなってしまう。

最後酔っ払いすぎて立てなくなってしまったヌナ。

ヌナをおんぶすると安心する甘い香り、、

会計を済ませて、つたない日本語でタクシーを呼んでもらう。

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ヌナのホテルどこー？」

眠ってしまって返事がない。

悪魔の囁きは、タクシーを俺のホテルへと向かわせた