Follow a Dream (ページ35)

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episode 35 隠せない気持ちページ35

※ジョングクside

事務所から退勤後、テヒョニヒョンと一緒に宿舎へ帰る。

すでにジニヒョンとホソクヒョンが帰っていて、夕飯の準備をしてくれていた。

ﾃﾋｮﾝ「他のヒョンたちは？？」

ｼﾞﾝ「ジミナももう少ししたら帰ってくるんじゃない？ナムジュナは作業部屋かな、、ユンギは今日と明日お休みだよ、これまでずっと作業部屋篭ってて、この日を楽しみにしてたからな〜笑、」

ぼそっと羨ましいなと呟いたジニヒョン。

胸が無性にざわつく。

きっとヌナと一緒にいるんだ、、、

部屋の扉を乱暴に開けてベッドに倒れ込む。

スマホの画面にはいつだったかヌナが宿舎に来た時に隠し撮りした写真、、

微笑む綺麗な横顔の先にはユンギヒョンがいる。

俺にもその笑顔を向けてほしい、

最近は俺も大人になってきて、傲慢な所有欲も薄れてきたはずなのにカスミヌナの事になるとすぐ顔に出てしまう、

そんな事許されない。醜い嫉妬だってわかってる。

大切な仲間で大好きなユンギヒョン。

でもそれ以上にヌナを好きになってしまった、

頭が痛くて、胸が苦しい。

ヌナのせいだよ？、俺をこんな気持ちにさせて許せない。

スマホ画面を通話モードに切り替えて、ヌナの番号を表示させる。

、、、今電話かけたらどうなるんだろう、

多分ユンギヒョンに気づかれちゃうかもね、、、。

真っ黒な感情を抱きしめて、スマホの画面をタップしようとする、、

ﾃﾋｮﾝ「ジョングガー？ジニヒョンがご飯できたって。、、、どうしたそんな暗い顔して、、ヒョンに何でも話してみなさい！」

、、、焦ってスマホの電源を切った。

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「いや、、、何でもない大丈夫。、、、、

なんて嘘。俺は最低な奴なんだよヒョン、、、」

ベッドに腰掛け俺の背中をさすってくれるテヒョニヒョン。

ﾃﾋｮﾝ「、、、もしかしてカスミヌナの事？ユンギヒョン達が付き合い出してからジョングガの様子なんかおかしいなって思ってたんだ、、ジョングガはヌナの事が好きなんだね、」

テヒョニヒョンの言葉に思わず堪えきれなくなった感情が溢れ出す。

ｼﾞｮﾝｸﾞｸ「ユンギヒョンの幸せを願わなきゃってわかってるけどｯ、、、どうしたらいいの、、ｯ、」

ﾃﾋｮﾝ「誰にも言えなくて辛かったね、、、ヌナって不思議な魅力を持ってる人だって思う。だからジョングガの気持ちもわかるよ、」

堰を切ったように流れる涙が渇くまで、

ヒョンは側にいてくれた＿＿＿＿、